苦しみながらつかんだ『頂』! 関東リーグ11連覇達成!

©早稲田スポーツ新聞会

早大43-0
1-22東洋大

【得点】
(早大)11’、45+1’松本茉奈加、33’蔵田あかり、77’オウンゴール
(東洋大)65’大内梨央、87’牛久保鈴子

苦しみながらも『頂』をつかんだ。関東女子リーグ戦後期第7節、ア式蹴球部女子(ア女)はアウェイで東洋大と対戦。前節終了時点では得失点差により、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18(ジェフ)に次ぐ2位につけていたア女。最終節となる今節、優勝のためには勝ち点3はもちろんのこと、より点差を離した勝利が求められた。ア女は前半から攻守ともに連係がかみ合い、MF松本茉奈加(スポ3=東京・十文字)とMF蔵田あかり(スポ2=東京・十文字)のゴールで3点をリードし、優位に試合を進める。後半は徐々に連係にズレが生じ、65分に失点を許したが、77分にオウンゴールで4点目を奪取。終盤には再び失点を喫したものの、ア女は4-2で東洋大を振り切った。同時刻に行われたジェフと日テレ・メニーナの試合は1-0でジェフが勝利。この結果、ジェフと勝ち点25、得失点差12で並んだものの、総得点の差でア女が上回り優勝。見事関東リーグ11連覇を達成した。

今節を4-1-4-1の布陣で挑んだア女。アンカーにはMF村上真帆(スポ3=東京・十文字)が入り、MF高瀬はな主将(スポ4=ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)、FW山田仁衣奈(スポ4=大阪・大商学園)がシャドー気味のポジションを取った。
開始直後、左サイドの崩しからFW廣澤真穂(スポ1=ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)がいきなりシュートを放つ。これは惜しくもゴールとはならなかったが、試合の入りに成功したア女は11分、山田のキープからDF中田有紀(スポ4=兵庫・日ノ本学園)が左サイドを駆け上がり、グラウンダー性のクロスを供給。これを松本が落ち着いてゴールへと流し込み、幸先よく先制に成功した。その後ア女は、山田を中心とした前線からのプレスなど連動したコンパクトな守備陣形で東洋大の攻撃の芽を摘むと、ボール保持時は両サイドをうまく使いながら攻撃を展開していく。すると33分、村上のロブパスに反応した蔵田が一気にエリア内に侵入。「相手がスライディングしてくると分かった」と冷静に切り返し相手をかわすと、右足でシュートを決めてみせた。さらに追加点を狙うア女は42分、CKからDF船木和夏(スポ1=日テレ・メニーナ)がヘディングシュートを打つも、決め切れず。43分にはDF井上萌(スポ1=東京・十文字)のロブパスを受けた松本が、ドリブル突破からシュートを狙うもブロックされた。それでも前半アディショナルタイム、中田のスルーパスに抜け出した蔵田がエリア内へクロス。これに反応した廣澤のシュートは惜しくもブロックされたが、こぼれ球を松本が押し込んだ。ア女は相手にほとんど決定機をつくらせず、3点をリードして試合を折り返した。

クロスを狙う中田。左サイドで躍動した

後半はボールを保持するも、なかなかシュートまで持ち込めない時間帯が続く。リズムをつかみ切れないでいると60分、FW大内梨央(3年)に裏を取られシュートを許す。ここはGK川端涼朱(スポ3=東京・十文字)の好セーブで難を逃れたが、65分に再びピンチが。またも大内に抜け出され、川端と1対1の状況をつくられる。川端は懸命に前に出るも、大内にシュートをゴール右へと決められ失点を喫した。後半に入り東洋大がシステムを変えてきた中、「守備の位置が低くなってしまった分、うまくファーストディフェンスにいけない場面が多かった」とDF小林菜々子(スポ4=ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)は振り返った。再び主導権を握りたいア女は失点後、ショートカウンターから連続でチャンスをつくる。71分には中田のボール奪取から廣澤が右足で狙うも、これは惜しくもバーに嫌われた。ここでア女は流れを変えるべく、高瀬に代えてDF源関清花(スポ4=ちふれASエルフェン埼玉)と投入。源関は右サイドバックに入り、船木は1列ポジションを上げた。すると77分、その源関が右サイドからアーリークロスを狙う。これが相手の連係ミスを誘発し、ボールはそのままゴールへと吸い込まれた。オウンゴールで4点目を奪ったア女。直後の78分にはMF大島彩香(4年)にシュートを許すも、川端が再び好セーブし流れを渡さない。84分には源関のパスを受けた途中出場のFW土居明日香(スポ4=ちふれASエルフェン埼玉)がシュートを放つも、相手GKにセーブされた。一進一退の攻防が続いたが、87分に途中出場のFW牛久保鈴子(2年)にヘディングシュートを決められ、再び東洋大を勢いづかせてしまう。それでもア女は4-2で東洋大を振り切り、最終節をものにした。他会場の結果を受け、ア女は関東リーグ11連覇を達成。試合後、選手たちは笑顔を見せたのと同時に、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

得点後、喜ぶ蔵田(右から2人目)ら選手たち

「裏への意識を強く持てた」という高瀬の言葉通り、チーム全体として相手の背後への動きが目立った今節。この意識によって両サイドバックもより高い位置を取ることが可能となり、攻撃が活性化。松本が挙げた2ゴールは共にサイドから生まれるなど、ア女の強みである『サイド攻撃』が遺憾なく発揮された試合であった。さらに強化してきた前線からのプレスに加え、「コンパクトになることでプレスバックができ、ボランチの真帆(村上)のところではめられた」と中田が語るように、特に前半は安定感のある守備も光った。しかし、後半2失点を喫したア女。相手が戦い方を変えてきた中でも、いかにア女らしいサッカーを展開できるかが今後の課題となりそうだ。
11連覇のプレッシャーと常に戦ってきた今季関東リーグ。例年以上に苦しめられたが、だからこそ「一戦一戦の重みをすごく感じた」と山田。残すは全日本大学女子選手権(インカレ)ただ一つとなったが、負けたら終わりのインカレでは一戦一戦が勝負。この苦しみながらも11連覇を達成した経験は、インカレに生きるはずだ。「必ず優勝して終わりたい」(高瀬)。1年での『女王』返り咲きへーー。ア女は『頂』に向けて再び走り出している。

(記事 永池隼人、写真 末次拓斗、初見香菜子、橋口遼太郎)

スターティングイレブン

11連覇達成だ!

ポジション背番号名前学部学年前所属

GK16川端 涼朱スポ3東京・十文字

DF35船木 和夏スポ1日テレ・メニーナ

DF4小林 菜々子スポ4ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

DF31井上 萌スポ1東京・十文字

DF3中田 有紀スポ4兵庫・日ノ本学園

MF10村上 真帆スポ3東京・十文字

MF11松本 茉奈加スポ3東京・十文字

MF◎8高瀬 はなスポ4ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18

→75分5源関 清花スポ4ちふれASエルフェン埼玉

FW9山田 仁衣奈スポ4大阪・大商学園

MF13蔵田 あかりスポ2東京・十文字

FW34廣澤 真穂スポ1ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ

→83分30土居 明日香スポ4ちふれASエルフェン埼玉

リザーブ:GK33近澤澪菜(スポ1)、DF6佐々木呼子(スポ3)、DF27黒柳美裕(スポ2)、DF36ブラフシャーン(スポ1)、MF12並木千夏(スポ2)、MF17阪本未周(スポ3)、MF32高橋雛(社1)

コメント

MF高瀬はな主将(スポ4=ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちいかがですか

すごくハラハラしたのですが、一安心というか。まだインカレがあるので、あんまりほっともしてないですが、ひと段落したなという感じです。

――きょうのゲームプランは

相手が前からプレスを掛けにくるというのと、ビルドアップの部分でつないでくるというのがあったので、自分たちはそれに惑わされずにしっかりとセットした状態で守備をしようと話し合っていました。試合の入りとしては良かったので、全体的にも2失点してしまいましたが、良い部分がたくさん見えました。

――守備はコンパクトな陣形で、プレスのタイミングもはまっていた印象です

そうですね、仁衣奈(FW山田、スポ4=大阪・大商学園)とかFWがプレスのタイミングをしっかり声掛けしてくれるので、後ろはついていくだけでしたが、よりそこが連係が取れたというか、後ろもしっかりラインを上げた状態でボールにいけることが多かったので、手応えとしては良かったです。

――きょうは両サイドバックの高い位置での攻撃参加がより目立っていましたが、これはチームとして狙っていたことでしょうか

サイドバックが高い位置を取って攻撃参加をするというよりは、裏の動きが最近少なかったので、前線の選手だったり自分含め2列目からどんどん飛び出す意識を持った結果、サイドバックも高い位置を取れたという感じでした。裏への意識を強く持てたかなと思います。

――前半はサイドから得点を積み重ねましたが、前半の攻撃面を振り返って

自分たちの強みはサイドにあると言いながら、ここ最近の試合ではサイドを使った良い攻撃ができていなかったです。裏への意識を持つことでサイドのスペースが空いたりしたので、そこは継続して質を高めていきたいなと思います。

――ハーフタイムで話し合ったことは

守備面はこのままでいこうという話はしてたいのですが、後半2失点してしまったこともあって、やり方を変えないと頭ではわかっていても、ちょっとずつズレが出てきてしまう部分もあって、そこは全体でもっと連係を取っていければなと思います。

――後半相手に押し込まれてしまった原因はどこにあると感じていますか

そうですね、FWにもっといかせたかったのですが、ちょっと後ろとかみ合っていなくて。後ろはいけると思っていても、FWが「後ろつけていないんじゃないか」というか、ちょっとズレてしまった部分があったので、そこはFWにもっと思い切りいかせられるように後ろから声掛けしていければなと思います。

――オウンゴールで4点目を取って、総得点の差で優勝が決まりました

本当にどうなるかと思ったのですが、オウンゴールでもなんでも入れば点なので、そこは本当に良かったです。

――例年以上に苦しんだ今季の関東リーグを総括していかがですか

関東リーグの出だしだけで見れば一番悪かったんじゃないかというか、11連覇がすごく不安になる展開でしたが、関カレや皇后杯を通して自信をつけながら最後の試合を戦えましたし、全体を見れば最後の締めは良かったと思います。

――きょうの内容はここ数試合で一番良かったと思いますが、きょうのサッカーはどのように生きてくると思いますか

システム変更も少しではありますがしていて、日体大戦から守備面でも攻撃面でも少しずつ自信をつけているので、インカレでメンバーがどうなるかわかりませんが、チームとしてきょうのようなサッカーを継続できるように、もっと質の高い練習を普段からできるといいなと思います。

――残すはインカレのみです。改めて意気込みをお願いします

前回は2位で終わっているので、今回は必ず、もう必ず優勝して終わりたいなと思うので、一日一日を大事にして全力を尽くしていきたいと思います。

__DF小林菜々子(スポ4=ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
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――優勝おめでとうございます。今の気持ちを教えてください

きょうの試合で優勝か決まるということだったのですが、勝つことが前提でたくさん点を取ろうという中で4得点できたのはすごくうれしかったです。ずっと抱えていた11連覇というものが達成できて良かったです。

――前半は攻撃でサイドを使えていた中で、最終ラインからうまくビルドアップできていましたね

結構今回はサイドのスペースが空くことが多くて、あかり(MF蔵田あかり、スポ2=東京・十文字)がうまく抜け出してくれて得点につながっていたので、そういうところを生かせたのは良かったと思います。ただ、ハマってしまったり、詰まってしまったりする場面も多かったので、そこはもう少しずつ精度を上げていきたいなと思います。

――前半はコンパクトな守備ができており、プレスのタイミングも良かった印象ですが振り返って

前のFWの選手の(プレスの)掛け方がすごく上手で、後ろも選択肢がいくつもある中で、しっかりアプローチできていたのはすごく良かった点かなと思います。

――ハーフタイムにはどのようなことを共有されましたか

守備の修正面をみんなで確認しました。相手のFWが一枚落ちて付ききれない場面が多かったので、 そこはセンターバックの私と萌(DF井上、スポ1=東京・十文字)がうまく付いて対応しようという話はしてしました。

――後半は前半よりもバタついているように見え、2失点というかたちになりましたがいかがですか

前半うまくいっていた前からの守備が、守備の位置が低くなってしまった分、うまくファーストディフェンスにいけない場面が多くて。私の(いる)最終ラインでも前に行かなかったりしました。1失点目は特にそうです。全部ずれて後追いで裏をやられるみたいな。コンパクトに前から行くなら、もう少し(ラインを)あげるみたいな統一感を持ってやれるとさらに良かったと思います

――前半より守備の位置が下がってしまったというのは、リードしていたためにあえてやったことだったのですか

リードしているから下げたという訳ではなくて、相手の5番(DF久保真理子)の選手がうまかったので、その選手に前半は縦切りで対応していたのですが、そうではなくて中切りにしようとなった時に行けない場面が多かったという感じです。

――最終節まで優勝争いがもつれた中で、今試合の勝利で優勝を決められました。関東リーグ全体の総括としてはいかがですか

結構難しい試合が多かった印象です。特に前期、ホワイトスター戦から始まって、なかなか勝てない試合が多かった中で、後半になるにつれて自分たちのリズムがつかめてきたのはすごく良かったです。とはいえ、苦しいリーグでした。

――残すはインカレのみとなってしまいましたが、意気込みをお願いします

あと公式戦1試合という中で、負けたら私は引退で、このチームも終わってしまいます。そこはもう少し覚悟を持ってやりたいです。また、それに向けてもっと練習で高め合えれば良いと思います。

――具体的に、個人としてチームとしてインカレに向けてどのようなことをやっていきたいですか

個人としては、無失点というのを第一に置くこと。また、コーナーキック、フリーキックなどのセットプレーが得意なので、得点という部分でも貢献したいです。チームとしては、ア女の良さは学年を問わず仲が良いことだと思うので、4年だからということはなく、学年全体が丸くなるように、もっとコミュニケーションを増やしていきたいなと思います。

DF中田有紀(スポ4=兵庫・日ノ本学園)

――今のお気持ちをお願いします

11連覇できて良かったなというほっとした気持ちです。

――試合後には手を突き上げて喜ばれていました

喜びは大きかったですね。ジェフより1点差以上で勝たなければいけないのは分かっていたのですが、自分たちがもっと点を入れなければいけないのか、2失点目をした後に4-2になって2点差だったので、このまま守り続けたらいけるのかなというのが試合中には分からなかったです。でも、とりあえず相手の勢いもすごかったので、失点をしてはいけないと思っていました。最終的に守り切って優勝ができて、本当にほっとした感じでした。

――ハーフタイムに試合の情報が入ってきていましたか

全くないですね。いろいろと内容は気になっていたという感じです。

――きょうはいつも以上に攻撃参加が多かったと思います

詳しくは分からないのですが、アシストをできたのが今季初くらいだと思います。きょうは4-1-4-1というフォーメーションになったことで、相手のボランチとセンターバックの間にFWやシャドーが起点をつくってくれて、サイドに厚みができました。いつも以上にサイドハーフとかに入ったときにいい距離感で関わることができたことも一つの要因なのかなと思います。

――先制点のアシストシーンを振り返っていかがですか

相手のラインも崩れていたので、狙い目だなと思って、まっちゃん(MF松本茉奈加、スポ3=東京・十文字)も走っていたので、GKとDFの間に通ればいいなと思いました。ピンポイントを狙ったというよりは、そのラインに沿ってあげたという感じでした。

――守備面ではコンパクトな陣形でした

守備面に関してはコンパクトさというのは常に意識をしているのですが、後半は相手の中にいる枚数も変わってきた中で、最初の守備のスイッチを入れにくかったところがありました。でもコンパクトになることでプレスバックとかができて、ボランチの真帆(MF村上、スポ3=東京・十文字)のところではめられたことがあったので、そういうところはこれからも継続していきたいと思います。

――後半にばたついしまったことはどのように捉えていますか

最初に3-0でリードをしている中であの失点をしてしまったことで、優勝が懸かった試合だからこそ、慌ててしまうところがありました。インカレはトーナメントで負けたらその場で終わりなので、もちろん失点をしないということも含めて、得点にもこだわっていきたいです。

――関東リーグ全体を振り返っていかがですか

個人としては、けががあったりして今年は半分くらいしか出れなかったです。チームしては、なかなか関東リーグの前期とかは1週間くらいの間隔で試合が続いていたので、リーグ戦に対しての一戦一戦の取り組み方や意識の部分も含めて課題が残っていて、後期になっていろいろと大会がある中で一つひとつ成長していけたのかなと思います。その結果が最後の試合で気持ちの部分でも出ていたと思うので、連覇できたことは周りのみんなに感謝したいです。

――最後に全日本大学選手権に向けて意気込みをお願いします

もちろん目指しているのは優勝ですが、どのチームも4年生にとっては引退試合になりますし、懸けている思いは強いと思うので、そこで負けないようにしたいです。一戦一戦自分たちの力を最大限発揮して、気持ちの部分でも走り負けはしないように頑張ります。

MF松本茉奈加(スポ3=東京・十文字)

――11連覇おめでとうございます

うれしいです。自分たちが苦しくしてしまったところもあって、もう少し早く優勝を決めることができたので、来年は早い段階で優勝を決められるように頑張っていきたいです。

――他会場の結果は試合中に聞いていましたか

全然聞いていないです。得失点差が重要だったので、(他会場を)意識せずに点を取ることを第一に考えてやっていました。

――前半はチームとして機能していましたが、どのような点が良かったですか

試合の中でみんなでやることが明確になっていて、誰がどこで行くというのを指示しなくても流れでできていた部分があったので、いい守備からいい攻撃につながったのかなと思います。

――松本選手の2得点は左サイドのクロスから生まれました

あかりとは中学、高校、大学とやってきているからこそできる部分でもありましたし、1週間の試合前練習であったり、前回のジェフ戦の時に、同じポジションの未周(MF阪本、スポ3=大阪・大商学園)とかいろいろな選手からアドバイスをしてもらって点が取れたので、自分だけの得点ではないと思います。

――後半は一転して東洋大にペースを握られました

戦い方は一緒だったのですが、間延びしてしまったというか、トップ、中盤、ディフェンスの距離感が前半と少し変わったところがありました。

――インカレまでどのような準備をしていきたいですか

きょうも失点をしてしまったので、失点をしないようなリスク管理が必要だと思います。攻撃が良くても守備が駄目だと勝てないと思うので、全員で守備に力を入れて、そこから攻撃につなげられるようにしていきたいです。

MF村上真帆(スポ3=東京・十文字)

――今のお気持ちはいかがですか

長年先輩方が積み重ねてきてくれた大事な成績を来年にもつなげることができたので、ほっとしています。

――前半は攻守両面で連動できていた印象です

今週からフォーメーションを4-4-2から4-1-4-1に変えて、縦の段差をつけました。ボールを当てて、落として、裏、という縦のパスの量が増えて、縦の行き来が増えたことが、やりやすくなった要因だと思います。

――その中で村上選手はアンカーの位置を務めていました

はなさん(MF高瀬主将、スポ4=ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)と仁衣奈さんがトップ下のところをやってくれたのですが、二人とも間で受けるのがうまいので、その二人に入った後のところを前向きでサポートしにいくというのを徹底してできました。二人のポジショニングがきょうは特に良くて、やりやすかったです。

――村上選手の守備の出足も早く、東洋大に効いていました

0.5列後ろに下がったところからのスタートだったので、相手と用意ドンではなくて、一個早い段階から予測して強くいけました。あとは、前からはめることができたのが大きかったです。

――後半、攻め込まれてしまった要因はどのような点ですか

前半はディフェンスラインがボールを持ったときに2FWの間に1人だけが顔を出すかたちだったので、2FWにその1枚を見させていたのですが、後半は2FWの両脇にも落ちてきて、苦戦しました。そこの声掛けの連係を細かくやっていかなければいけないなと思いました。

――インカレに向けてどのように過ごしていきたいですか

きょうは11連覇という結果を残せて、いいかたちだったと思うのですが、まだまだ改善していかなければいけないところがあるので、ここで満足せずにもっとやれることを最後の最後までやって、いい状態で迎えられるように準備したいです。

MF蔵田あかり(スポ2=東京・十文字)

――優勝おめでとうございます。きょうの試合を振り返っていかがですか

きょうの試合は、4チームが同率1位と絶対に負けられない試合で、得点も決めなければいけない試合でした。勝てて得点も多く決められてうれしいです。

――前半から攻撃に積極的に絡んでいましたが、得点シーン振り返っていかがですか

スルーパスが来てワンタッチ目をミスしてしまいましたが、冷静に判断できました。相手がスライディングしてくると分かったので切り返して、相手に当たってしまいましたが、うまく流し込むことができたと思います。

――守備でもハードワークが目立ったと思うのですが、いかがですか

守備の面では、自分がマークをできなかったり、(ボールを)取れなかったりしたので、ディフェンス含めみんなに感謝しています。

――例年より苦しんだ関東リーグの総括をお願いします

自分は最初怪我で出れず、後期リーグから少しずつチャンスをもらいました。11連覇にこだわらず、一試合一試合勝ちにこだわることができたと思います。

――残すはインカレのみですが、意気込みをお願いします

4年生たちとの最後の大会なので、楽しみつつ勝ちにこだわっていきたいです。

FW山田仁衣奈(スポ4=大阪・大商学園)

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちいかがですか

きょう優勝が決まる試合ではありましたが、まずこの試合に勝つことが一番重要だと話していてました。11連覇にとらわれずにしっかり勝とうと話していたので、その点で勝てたことは良かったですし、その中でしっかりと結果がついてきたことは一番良かったと思います。

――勝利が求められる試合で、山田選手自身プレスのタイミングのスイッチをうまく掛けていた印象です。この点はどう評価していますか

けっこう前からの守備は課題としてやってきましたが、東洋大は特殊で中の枚数が多かったというのもあって、後半は最後距離が遠くてうまく(プレスを)掛けられなくて押し込まれるシーンが多かったです。中で改善できる部分はあったと思いますし、コミュニケーションを取りながら、これも一つの収穫だと思うので、インカレに向けて改善できるところを話し合っていきたいと思います。

――きょうは裏への意識が強かったと思いますが、これはチームとして共有していた部分ですか

そうですね、裏への抜け出しをしないと自分たちの強みでもある中をのぞいてそこでスイッチを入れてというプレーができないので。まずワントップ、ツートップはしっかり前の裏への意識を持ってスペースを空ける動きをしようとメニューの中から取り組んでいたので、それがうまく入った時に中のスペースが空いて1人のFWが落ちて追っかけたりというプレーができたので、そこの連係はすごく良かったと思います。

――山田選手自身、中盤まで落ちてきて起点となる場面も多かった印象です

きょうは4-4-2でメンバーは組まれていましたが、4-1-4-1の感じで、自分はシャドーのイメージで受けることを意識していて。相手の脇も空いていたので、そこのスペースをうまく活用しながらゲームのリズムをつくっていきたいなと意識してやっていました。

――相手に押し込まれる時間が続きましたが、焦りはありましたか

自分は焦りはなかったですが、やっぱり自分がやられている感覚になるとしんどくなってきますし、能動的にやれないというのが一番しんどいので、自分たちで中で声掛け合って、能動的にやっていこうという話をしていました。その中で難しい場面は多かったですが、その声掛けができたことは良かった点ですし、次につなげられるかなと思います。

――きょうはチームとして声が出ていて明るくプレーしていた印象です。その中で4年生がチームを引っ張っていました

4年がこの中で一番人数が出ているというのもあって、そこは確実に引っ張っていかないといけない部分ですし、勝ちたい気持ちがあるとやっぱり声がすごい出ちゃうので(笑)。そこの気持ちの部分もそうですし、プレーの部分でも責任持ってやっています。

――最後は総得点で優勝が決まりました。苦しんだ今季関東リーグをどう総括しますか

一個ここで勝っておけば最終節楽だったなというのもありますし、リーグ戦は一つひとつ落とせない大事な試合だと感じて。昨日コーチの方から「最終節が大事というわけではなくて、一戦一戦が大事だから、一戦一戦に目を向けてやっていこう」という話をいただいたので、最終節になってですが一戦一戦の重みをすごく感じたリーグ戦でした。

――きょうの特に前半のサッカーは今後に向けて一つのかたちになると思いますが、きょうのサッカーをどう評価していますか

前半はけっこうア女のペースで、ア女のやりたいことができていてリズムをつくりながら前に攻撃できていたので、そこは続けてやっていきたい部分です。後半になると相手も戦い方を変えてくる中で、どう自分のサッカー、自分たちの色を出していくかということも重要ですし、うまくいかない中で自分たちがどれだけ声を掛けてやっていけるかも重要です。インカレは他のチームのラストの大会で力を入れてくる分、自分たちの改善できる部分をコミュニケーションを取ってやっていきたいと思います。

――

きょうも点が取れなくて、結局後輩がたくさん点を取ってくれましたが、自分はFWですし、しっかり点を取ることは意識してインカレは臨んでいきたいと思います。ラストの大会なのでまずしっかり西が丘に帰れるように一戦一戦気持ち入れてやっていきたいと思います。