トリノで行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル女子は、前回チャンピオンの紀平梨花が4位に終わり、15歳、16歳のロシア勢が表彰台を独占した。2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪女王のアリーナ・ザギトワ(ロシア)は最下位だった。
ショートプログラム(SP)6位だった紀平梨花は、フリーで4位となり、合計216・47点。初挑戦した4回転サルコーで転倒、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の一つが回転不足となった。
優勝したのは、まだ16歳のアリョーナ・コストルナヤ。3回転半を2度成功したフリーで2位となり、世界最高の合計247・59点だった。フリーでそのコストルナヤを抑え1位となった15歳のアンナ・シェルバコワが、合計240・92点で2位に。女子初の4回転フリップを決めたアレクサンドラ・トルソワが合計233・18点で3位に入った。ロシアの若手の台頭を見せつけられた今回のGPファイナル女子の演技を、写真で振り返る。(構成、共同通信=川崎経大)