全国中学生人権作文コンテスト県大会 障害ある人たちとの共生訴え 松尾さん(長崎東1年)、林さん(小野3年)最優秀

最優秀賞に輝いた林さん(左)と松尾さん=長崎市、県勤労福祉会館

 第39回全国中学生人権作文コンテスト長崎県大会の表彰式と朗読会が7日、長崎市桜町の県勤労福祉会館であり、最優秀賞に選ばれた県立長崎東中1年、松尾果凜さん(13)、諫早市立小野中3年、林楓花さん(15)ら入賞者に賞状が贈られた。

 長崎地方法務局、県人権擁護委員連合会主催。長崎新聞社など後援。本年度は長崎県内164校から2万3983編の応募があった。

 表彰式には最優秀賞、優秀賞の受賞者計11人中6人が出席。最優秀賞の松尾さんは発達障害がある友人との交流などを踏まえ「障害があってもなくても共に生きていくのが当たり前の社会」の実現を訴えた。

 同じく障害がある人たちとの共生をテーマにした林さんは、ダウン症の弟が常に家族を明るくしてくれる存在であり、「社会の人たちが障害についてきちんと理解すれば、みんなが助け合い、支え合って生活できる差別のない世の中になる」と強調した。

 最優秀賞の2人は中央大会で奨励賞を受賞した。

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