奇才マシュー・ボーンの傑作が日本に!愛と芸術のおとぎ話、マシュー・ボーンの『赤い靴』東京公演決定!

バレエ界の奇才マシュー・ボーンが伝説的な映画、 そしてアンデルセンのおとぎ話をもとに2016年に発表した『赤い靴』が2020年6月に東急シアターオーブで上演することが決定した。 英国での世界初演ではチケットが即完売。 イギリスで最も権威があるとされているローレンス・オリヴィエ賞で2部門(ベスト・エンターテインメント賞/ベスト・コレオグラフィー賞)を獲得し、 イギリスとアメリカの目の肥えた観客を魅了した注目作が、 ついに日本に上陸する。

振付家・演出家であるマシュー・ボーンは、 世界最長ロングラン記録をつバレエ作品の創り手であり、 ローレンス・オリヴィエ賞を5回受賞、 トニー賞の優秀振付賞と最優秀ミュージカル演出賞の両方を受賞した唯一のイギリス人である。 日本では白鳥役を全員男性が演じ大ヒットした『白鳥の湖』でその人気を不動のものとし、 今年7月には新演出版が日本上演され話題となった。 ほかにも『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『シンデレラ』など斬新な手法で古典作品を新解釈し、 人気作品を生み出し続けている。

本作は、 ダンスと映画を愛するマシュー・ボーンが1948年のイギリスのバレエ映画「赤い靴」と、 原作であるハンス・クリスチャン・アンデルセンの同名童話をもとに生み出した。 世界一のプリマを目指すバレリーナ ヴィクトリア・ペイジが、 2人の男性との三角関係に発展するラブストーリーの中で、 愛を取るか、 それともダンサーとしての成功を選ぶのかという人間の葛藤を描く。

2016年、 母国イギリスよりナイトの称号を得たマシュー・ボーンは、 「長年かかえている野望」として「赤い靴」の舞台化を挙げていた。 インタビューではこう語っている。 「映画「赤い靴」は、 私が初めて観たバレエです。 それは怪しくもあり、 また素晴らしいバレエの世界を教えてくれるものでもありました。 バレエとはとても魅力的なものに思え、 歴史というパズルのひとかけらをありありと見た気がしたのです。 」

夢の世界とマシューワールドが融合した、 怪しくも美しい究極のラブストーリーが、 来年夏日本の観客たちを魅了するだろう。

(C) photo by Johan Persson 提供:ホリプロ

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