杵の川が最高賞 諫早市長に報告 福岡国税局・酒類鑑評会

大賞受賞を報告する瀬頭社長(中央)ら=諫早市役所

 諫早市土師野尾町の蔵元「杵の川」の瀬頭信介社長らがこのほど、市役所を訪ね、福岡国税局主催の酒類鑑評会吟醸酒の部で「大吟醸 雫(しずく)しぼり」が最高賞に当たる大賞を受けたと宮本明雄市長に報告した。
 杵の川は一昨年に純米酒の部で大賞を受賞。吟醸酒の部では初の栄冠となった。同局によると、県内の蔵元が吟醸酒の最高賞を獲得したのは1997年の潜龍酒造(佐世保市)以来22年ぶり。
 瀬頭社長は「諫早の水と米で造る杵の川らしさを大切にしていきたい」と述べた。雫しぼりを試飲した宮本市長は「口当たりが滑らかで味わい深い。ぜひ世界に発信してほしい」と期待した。
 雫しぼりは1800ミリリットル(1万1千円)、720ミリリットル(5500円)のいずれも完売した。年明けから新たに仕込みを始め、来年3月末ごろに販売できる見込み。

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