長崎で交流会「しごとみらい博」 県内企業、学生にアピール

作業服姿で学生に事業を説明するイサハヤ電子の担当者=県庁

 就職活動前の学生と県内企業をつなぐ交流会「NAGASAKIしごとみらい博」が7日、県庁であった。110の企業・団体がブースを出し、来場した学生や保護者ら約千人に魅力をアピールした。
 官民でつくる実行委が主催し5回目。学生も企画や運営に関わり、リーダーで長崎大大学院の岡見和哉さん(25)は「地元の企業が知られていない。学生の選択肢が増えれば」と期待。今年は参加学生に「気になる企業」を挙げてもらうリストを導入し、企業と学生がイベント後も接触しやすくした。
 各企業は試食や実演も交えてPR。イサハヤ電子(諫早市)の担当者は、フードやマスクもまとう全身作業服姿で、トランジスタの製造方法を熱く語った。
 複数のブースを回った長崎外国語大1年の江藤寛知さん(18)と真辺麟太朗さん(18)は「自分のやりたいことにチャレンジできる面白そうな企業もあった」と県内就職に興味を膨らませていた。

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