師走にあらず 全国に高温に関する早期天候情報

9日(月)午後2時の気温分布

 最近1週間の気温は、全国的に平年並みか、平年より低い日が多かった。きょう9日も、北日本や関東で気温が平年を下回り、北海道では6割以上の地点で気温が0℃に届かない真冬日となっている(午後2時半現在)。

9日(月)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 一方、今後1週間の日本付近は冬型の気圧配置が長続きせず、暖かい空気に覆われる地方が多い見込み。北海道や東北は、これまでの低温から一転して、気温が平年より高くなりそうだ。特に、11日(水)頃と、16日(月)頃からの5日間ほどは、かなり高くなる可能性がある。
 
 その他の地方も、この先は寒気の影響が弱いため気温が平年より高く、特に15日(日)頃からの5日間ほどは、かなり高い見込み。最高気温は九州南部で13日(金)頃から20℃前後、沖縄は25℃以上の夏日が続く予想だ。このため、気象庁は北海道から沖縄にかけて、すべての地方に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼び掛けている。

「早期天候情報」とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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