西武森&増田が最優秀バッテリー賞 女房役の自覚?「もっと先輩にため口を使わないと」

最優秀バッテリー賞に輝いた西武・増田達至(左)と森友哉【写真:安藤かなみ】

西武から増田達至投手と森友哉捕手が、巨人から山口俊投手と小林誠司捕手が出席

「2019年プロ野球最優秀バッテリー賞」の表彰式が9日都内ホテルで開かれ、西武から増田達至投手と森友哉捕手が、巨人から山口俊投手と小林誠司捕手が出席した。

 球界最高のバッテリーを表彰するこの賞。今季は65試合に登板し、防御率1.81と抜群の安定感で自身初の30セーブを挙げるなど西武の絶対的守護神として君臨した増田は初受賞。2年連続2度目の受賞となった森は、126試合で先発マスクを被り投手陣をリード。捕手として史上4人目となる首位打者に輝くなど、攻守ともにチームの要として2連覇に大きく貢献した。

 表彰式でお互いを聞かれた森は増田について「普段はナマケモノみたいだけど、マウンドではいきなりスイッチが入って必ず抑えてくれる。すごいなと思います」と、そのギャップについて言及。おっとりしたマイペースな性格を“ナマケモノ”と例えられた増田は「信頼して投げられる」とシーズンを通してチームの正捕手として大きく成長した森への信頼感を口にしていた。

 表彰式に出席した選考委員の張本勲氏がスピーチで「捕手は性格が悪い人が良いと言うけど、今回は2人ともいい性格をしている」と話したことを聞いた森は「もっと先輩にため口を使わないと」と7歳年上の増田の隣で愛嬌たっぷりの笑顔を見せていた。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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