アイカサ、JR東京駅の各出口など約41箇所に展開 古地図デザインの新傘も登場

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東京駅で公開された古地図デザインの新傘

株式会社 Nature Innovation Group は12月9日(月)、傘シェアリングサービス「アイカサ」をJR東京駅各出口や八重洲地下街など東京エリア41箇所で大規模展開すると発表しました。記者会見では古地図をデザインした東京駅オリジナルシェア傘のお披露目も行われました。

「傘の無駄な循環を壊したくてアイカサを始めた」と語る丸川照司さん(株式会社 Nature Innovation Group 代表取締役)

「雨の日を快適に、ハッピーに」をコンセプトとする「アイカサ」は、LINEで「アイカサ」を友達に追加することで1日24時間につき70円、月内上限420円でシェアスポットに設置された傘を利用できるサービスです。

コンビニでビニール傘を買うより安く借りられることもあってか、2018年12月3日のサービス開始からおよそ1年間で首都圏と福岡市の700箇所にシェアスポットを設置するに至りました。JRでは上野駅や御徒町駅で実証実験を行ったこともありますが、主要駅における事業としての展開は今回が初めて。

「東京駅全体で1年に約1万本の傘の拾得がある」と語るのは東京ステーションシティ運営協議会の溝部さん。傘シェアリングサービスが広がればビニール傘処分コストの削減、ひいてはSDGsへの貢献につながります。「越後屋と呼ばれていた時代にはうちでも貸傘をやっていた。うちに傘がなければ高島屋さんにご連絡してご案内するなど、相互に協力してこのエリアを魅力ある街にしたい」(株式会社三越伊勢丹日本橋三越本店 松本さん)「弊社ビルでも持ち主のいないビニール傘の処分に相当なコストをかけた。全国の拠点に導入したい」(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 黒木さん)など、関係各社も期待感の伺えるコメントを寄せました。

今回新たに登場する傘のデザインは、株式会社ぶよお堂の提供した3枚の古地図(切絵図)から制作されたもの。江戸後期嘉永年間の「築地八丁堀日本橋南絵図」「日本橋北神田濱町絵図」「御江戸大名小路絵図」を傘の柄としてつなげ、落ち着いたデザインになりました。

東京駅周辺に1,000本配置する インスタ映えも狙えるデザイン
京急電鉄との実証実験の際は2100形の傘も登場した。2019年8月撮影

傘シェアリングサービスが広がれば、鉄道車両内へ忘れられたシェア傘を「アイカサ」シェアリングスポットに返却出来るようになることから、鉄道事業者の拾得物管理負担軽減にもつながります。利用者は「どのシェアリングスポットに返却しても良い」「24時間以内なら1日70円で何度でも借りられる」といったメリットから、傘を持ち歩かずに気軽に観光やお買い物が出来るようになり、サービス導入店舗への雨の日の集客効果も期待できます。店舗への導入コストは月額2,980円。

東京駅八重洲口に設置された「アイカサ」シェアリングスポット

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記事/写真:一橋正浩