日本選手権への切符獲得者が続出!新チームとして臨んだ初戦を終える

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冬の寒さが一層厳しくなる中、新チームとしての初戦である関東学生ウインターカップ公認記録会が行われた。一人一人が目標を掲げて臨んだこの試合。多くの選手が日本選手権およびジャパンオープンの参加標準記録の突破や、自己ベストの更新を果たすなど、好感触をつかんだ。

男子100メートル自由形のレース後、ガッツポーズをする今野

早大の層が厚い男子平泳ぎ勢の活躍が光った。男子100メートル平泳ぎで大﨑威久馬(スポ2=神奈川・桐光学園)が、同200メートルで白石崇大(スポ1=広島・沼田)が新たに日本選手権への出場権を獲得。既に2種目で出場を決めていた平河楓(スポ1=福岡・筑陽学園)を含め、3人が出場種目全てで自己ベストを更新した。「切磋琢磨(せっさたくま)して冬の強化期間を頑張っていきたい」と今井流星主将(スポ3=愛知・豊川)が話すように、互いに高め合い記録を伸ばしていってほしい。また、スプリントチームの面々も躍動。中でも今野太介(スポ1=山形・羽黒)は、男子50メートル自由形と同100メートルでベストタイムを残し、両種目で日本選手権への切符を見事つかんだ。また、峯野友輔(スポ1=大阪・関大北陽)は男子100メートルバタフライで自己ベストを1秒ほど更新する、53秒43をマークした。

平泳ぎを力泳する佐々木

この日、最後の個人種目となった200メートル個人メドレーでも、早大応援席が大いに沸いた。女子では入学後苦しんできた佐々木杏奈(スポ1=神奈川・日大藤沢)が、日本選手権の参加標準記録を1秒以上上回る、2分12秒03を記録。レース後は安堵(あんど)の表情を浮かべた。そして、続く男子では髙野大祐(教2=東京・立教池袋)が魅する。最後の自由形で前方の選手を3人かわし、3位でフィニッシュ。電光掲示板に表示されたのは『1.58.25』。その瞬間初の日本選手権への出場が決まり、大きなガッツポーズが飛び出した。

男子200メートル個人メドレーのレース後、笑顔を見せた髙野

今季のチームスローガンは『超越』。「水泳はずっと練習しているようなスポーツなので、自分の限界などをとにかく超えていくというのと、チームの結果としても今年のインカレ(日本学生選手権)の6番という結果をさらに超えていく、近年で一番いい成績を取れるようにという意味でつけた」(今井)。昨季届かなかった男子部インカレ総合3位に向け、おのおのがレベルアップを図る。また、年明けには最初の団体戦・東京六大学冬季対抗戦がある。明大、法大などの強豪校を撃破し、優勝杯を奪還したい。

(記事 宇根加菜葉、写真 小山亜美、青柳香穂、宮崎円花)

結果

男子50メートル自由形

伊東隼汰 22秒05【2位】

今野太介 22秒18【3位】

村上雅弥 22秒53【6位】

男子100メートル自由形

今野太介 48秒94【3位】

村上雅弥 49秒98【12位】

男子200メートル自由形

伊東隼汰 1分47秒56【5位】

簑田圭太 1分49秒03【10位】

古畑海生 1分49秒38【12位】

田中航希 1分49秒87【23位】

男子400メートル自由形

古畑海生 3分50秒05【2位】

田中航希 3分54秒82【9位】

簑田圭太 3分54秒92【11位】

武井凜太郎 3分59秒80【24位】

男子1500メートル自由形

武井凜太郎 15分33秒02【5位】

男子50メートル平泳ぎ

大﨑威久馬 27秒46【1位】

男子100メートル平泳ぎ

今井流星 59秒21【4位】

大﨑威久馬 59秒25【5位】

平河楓 59秒33【6位】

白石崇大 59秒43【7位】

竹内智哉 59秒46【8位】

男子200メートル平泳ぎ

平河楓 2分7秒37【4位】

白石崇大 2分7秒55【5位】

今井流星 2分8秒63【7位】

男子50メートルバタフライ

峯野友輔 24秒41【6位】

男子100メートルバタフライ

丸山優稀 53秒04【2位】

峯野友輔 53秒43【8位】

男子200メートル個人メドレー

竹内智哉 1分56秒86【1位】

髙野大祐 1分58秒25【3位】

丸山優稀 1分59秒85【8位】

男子400メートル個人メドレー

髙野大祐 4分14秒10【2位】

男子4×100メートルフリーリレー

早大(田中、今野、竹内、伊東) 3分17秒22【1位】

女子50メートル自由形

常盤怜以 26秒79【24位】

女子100メートル自由形

常盤怜以 58秒89【31位】

女子200メートル自由形

佐藤千夏 2分0秒36【7位】

女子400メートル自由形

佐藤千夏 4分11秒41【1位】

女子100メートル背泳ぎ

中道穂香 1分21秒50【26位】

女子50メートル平泳ぎ

浅羽栞 32秒04【3位】

女子100メートル平泳ぎ

斎藤千紘 1分9秒29【6位】

井ノ口茉里 1分10秒39【11位】

松浦優美奈 1分11秒38【13位】

女子200メートル平泳ぎ

斎藤千紘 2分27秒77【3位】

松浦優美奈 2分29秒59【4位】

井ノ口茉里 2分31秒72【8位】

女子100メートルバタフライ

浅羽栞 1分3秒81【17位】

中道穂香 1分35秒53【40位】

女子200メートル個人メドレー

佐々木杏奈 2分12秒03【2位】

女子400メートル個人メドレー

佐々木杏奈 4分41秒48【2位】

女子4×100メートルフリーリレー

早大(常盤、佐藤、斎藤、佐々木) 3分48秒74【2位】

コメント

今井流星主将(スポ3=愛知・豊川)※男子200メートル平泳ぎ後

――ご自身の泳ぎを振り返っていかがですか

個人的に日本短水路(日本選手権(25メートル))の試合が結構良かったので、この試合で一つでもベストを更新できたらなと思いました。練習の感覚的には100(メートル平泳ぎ)の方が良かったので、100で(自己ベストが更新できたら)と思っていました。(泳いでいて)感覚はすごく良くて、「自己ベストにいったかな」と思っていて、そこには届きませんでしたが日本短水路からは少しタイムを上げられましたね。200はジャパンオープンの制限は切っていますが日本選手権の方が切れていなくて、そこにはあと少し足りませんでしたが、日本短水路の時よりも1秒ぐらい上がっているので。個人的に横浜国際のプールは合っていると思うし好きな試合なので、冬六(東京六大学冬季対抗戦)では両方自己ベストを更新したいと思います。

――平泳ぎの選手で日本選手権を突破した選手は多かったと思いますが、その点についてはいかがですか

200に関しては2分8秒0が日本選手権の標準記録ですが、電光掲示板のタイムが1人4秒台だった以外は7秒台が並んでいて、自分は8秒台だったので「あっ」となりました。経験上冬に練習をすれば200は絶対に上がってくると思うし、短水路は結構得意な方なので、その悔しさをばねにして、大﨑(威久馬、スポ2=神奈川・桐光学園)を含め後輩に負けないように、切磋琢磨(せっさたくま)して冬の強化期間を頑張っていきたいと思います。

――その他の種目を含め、チーム全体の泳ぎはいかがですか

練習中も調子が良さそうだった自由形の今野(太介、スポ1=山形・羽黒)が2種目とも日本選手権の標準を突破してきて、スプリントチームの峯野(友輔、スポ1=大阪・関大北陽)も制限には届いていませんが自己ベストを1秒更新しています。髙野(大祐、教2=東京・立教池袋)もこの後の2個メ(200メートル個人メドレー)で切ってくれると思うので、全体的に狙っている試合でもありますし、チームとしての初戦ということもあるので、みんな頑張っているという感じはします。

――新チームのスローガンを『超越』にした理由はありますか

競技面でのことが大きいですが、水泳はずっと練習しているようなスポーツなので、自分の限界などをとにかく超えていくというのと、チームの結果としても今年のインカレ(日本学生選手権)の6番という結果をさらに超えていく、近年で一番いい成績を取れるようにという意味でつけました。

――具体的なインカレの総合順位は

オフ期間中に得点計算をして、3番を目安にしていこうかなと思っています。今年達成できなかったというのもありますし、3番というのを目標に立てて、今年はけが人も多かったのでそれもないようにして達成したいと思います。

――冬六のチーム目標は何ですか

総合優勝を目標にしていて、明治さんもだいぶ戦力がそろっていて強いとは思いますが、こっちも上がってきているので、負けないように頑張っていきたいと思います。