CAの約8割がほぼ風邪知らず!?
年末年始の慌ただしさと、ここ数日の急な冷え込みで、「風邪をひいてしまった!インフルエンザにかかった」という声を多く耳にします。
そこで、体調管理が命のCA(客室乗務員)に緊急アンケートを実施!
その結果、約4割が「風邪で仕事を休むことはない」と回答。風邪をひくのは2~3年に一度、という人を含めると、なんと8割近くがほぼ風邪知らずという驚異的な結果が。
そんなCAたちに「風邪をひかないために気を付けていること」を聞いてみると、共通する習慣が見えてきました。
風邪予防の習慣から風邪をひいてしまったときの対処法、必須アイテム、自力で風邪を治すテクニックなど、全5回に分けてCAの風邪対策を大解剖いたします。
第1回目は風邪予防の習慣をランキング形式でお伝えします。これさえ実践すればあなたも風邪知らずに!?
第1位:手洗いとうがい、外出時のマスクは必須!
ダントツで1位だったのが、「手洗い・うがい・外出時のマスク」という、当たり前の習慣。
とはいえ、きちんと実践できている人は多くはないのではないでしょうか。
風邪知らずのCAは、その徹底度が違います。
帰宅時の手洗いとうがいを欠かさないだけではありません。
家に帰ったら、リモコンやスイッチなど何かを触る前に必ず手洗いをするという徹底ぶり。
外の菌を自分の手で家の中に蔓延させないように細心の注意を払っているのです。
帰宅時だけでなく、起床時、仕事の前後、トイレの後にもこまめに手洗いうがいを行うという声が多数。
機内で飲食物を扱うこともあり、徹底した手洗い・うがい習慣が身についているようです。
外出時のマスクは、冬場の人込みの多いところに行くときには特に注意しているとのこと。
第2位:「寝るときマスク」で保湿、のどを潤しウィルス知らず!
第2位は、「加湿」。
機内やステイ先のホテルなど、乾燥した環境にさらされているCAならではの答えですが、適切な湿度でのどを潤すことは、インフルエンザ予防にもなります。
多くのCAが実践しているのは「寝るときのマスク」。朝起きたらのどが痛い、という経験をされた方も多いはず。
外出時だけでなく、寝るときにもマスクをすることで、寝ている間ののどの乾燥を防ぎ、風邪をひかないカラダがつくれます。
他にも、加湿器を使うだけでなく、濡れたバスタオルを寝室に干したり、乾燥を防ぐためエアコンを使わず湯たんぽを愛用したり、CAは保湿にとても気を使っています。
第3位:「3つの首」をあたため、冷え知らず!
第3位は、「体を冷やさないこと」。
風邪だけでなく肩こりや婦人科系にも影響を与えると言われている冷えは女性の大敵。
ステイ先のホテルでも毎日きちんと湯船に浸かり、身体を温めてから寝るというCAが多数でした。
入浴剤を必ず使う、汗をかくまでゆっくりつかる、など、自分だけのお気に入りの方法を見つけて入浴を楽しむCAも多い様子。
また、「3つの首を冷やさない」ように心がけているという声も。「3つの首」とは、「首」「手首」「足首」のこと。
この3つを温めることで冷えを効率よく防ぐことができるのです。寝るときに薄いタオルを首に巻いたり、使い捨てカイロを首の近くに貼ったり、足元を冷やさないようにするなど、「3つの首」をあたためることでCAはポイントを押さえて風邪予防をしています。
第4位:バランスの良い食生活で免疫力アップ!
第4位は「バランスの良い食事」。
日頃の食事をバランスよくとるだけでなく、風邪予防のために、緑黄色野菜などビタミン中心の食事を心がけたり、ビタミン剤を欠かさず飲んだりすることで内側からの体調管理を行っています。
ちなみにビタミンCは日本では「美容」のイメージがありますが、海外では「疲労回復」コーナーに売られているほど、健康管理に重要なビタミン。
他にも、腸を整えることを大事にし、体調が悪くなりそうな時には、腸に負担がかからないうどんやおかゆなどの食事をとるようにしているCAや、1日1回はヨーグルトを食べるというCAも。
第5位:睡眠時間確保と質の良い睡眠
第5位は、「よく寝ること」。
CAは徹夜でフライトすることも多く、睡眠不足になりがちな仕事です。
それでも、疲れていると感じたら、必ず早めに寝てたっぷり睡眠をとっています。
また、不規則になりがちなので、その分睡眠の質で勝負するという声も。
寝不足だと風邪をひきやすくなる、というのは、皆様も実感されたことがありますよね。疲れてきたと思ったら、早めに寝不足を解消することが風邪をひかないための大事な条件のようです。
風邪は日常生活で予防する!
以上、「CAの風邪予防習慣」の第1位から第5位までをお送りいたしました。
当たり前のことのように聞こえますが、それをどれだけ日常生活に取り込めるかどうかが勝負の分かれ目。
取り入れられそうなことから実践してみてくださいね。次回は風邪をひいてしまったときの対策をご紹介します。