分身ロボットが日本社会に一石を投じる?!広がる社会参画の可能性

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衆議院議員の浅野哲氏が今月4日、自身のブログで「分身ロボット」の意義や課題について語っています。浅野氏は、国民民主党本部で開かれた若きロボット研究者・吉藤オリィ氏による分身ロボットのプレゼンと実演に参加。分身ロボット によって多くの難病患者・障がいをもつ方々が、社会とつながり、孤独を克服、人の役にたてることを実感することで、生きがいを感じながら意気揚々と人生を送っている事例などを紹介しています。浅野氏の感じた分身ロボットの意義、課題とは?
(浅野哲氏のブログ本文は以下の通り)

国民民主党本部に分身ロボットがやって来た

12月4日、国民民主党本部において分身ロボットに関するプレゼンとデモ実演が行われるということで、分身ロボットに関心を寄せてきた一人として司会を担当させていただきました。実はこのプレゼン、プレゼンターである#吉藤健太朗 (通称:#吉藤オリィ )氏があまりに多忙で日程調整に非常に苦労したそうなのですが、開始時刻になると #玉木雄一郎 代表や #平野博文 幹事長、#泉健太 政調会長などの党幹部をはじめ多くの国会議員が続々と姿を現し、この分野に対する関心の高さが伺い知れました。開始前には議員の皆さんと分身ロボット(を操縦していたパイロットさん)がささやかにふれあう場面もありました。

分身ロボットによって「生きる意味」を見つけた人々

#吉藤オリィ 氏は、 #オリィ研究所 の共同創設者であり、若きロボット研究者。約1時間に及ぶプレゼンでは、オリィ氏から#分身ロボット によって多くの難病患者・障がいをもつ方々が、社会とつながり、孤独を克服し、さらには人の役にたてることを実感することで、#生きがい を感じながら意気揚々と人生を送っているという数々の事例を紹介してくれました。

例えば、幼い頃の交通事故で寝たきりになってしまった青年が、秘書の仕事をしたり、自ら講演を行うために全国を飛び回るほど忙しくなったり、自宅のベッドにいながら友人と一緒に旅行を楽しんだりすることができるようになったそうです。また、例えば#ALS (#筋萎縮性側索硬化症 )にかかった学校の先生が、#分身ロボット を通じて教え子達の卒業式に参列することができたそうです。

分身ロボットが日本社会に一石を投じる可能性

上記のような事例からは、#分身ロボット が単純に身体機能をサポートするツールではなく、#社会参画 のためのツールであり、人同士のつながりを支える存在であり、彼らが「やりがい」や「達成感」、そして「生きる意味」を見つけ出すことを助けるかけがえのない存在であることを伺い知ることができました。

しかし、#分身ロボット が生みだす価値は日本社会にとっても大きなインパクトを生み出す可能性があります。例えば、障がい者雇用率・収入水準の改善です。日本の肢体不自由者の就職率は約5%程度だそうですが、#分身ロボット が普及すればこの数字が高まっていきます。そして当然、就職した当人の収入は上昇します。また、#テレワーク や自宅からの遠隔就労など、女性や高齢者の社会参画にとっても強力なツールとなっていくはずです。このように、#分身ロボット は#人手不足 や#長時間労働 が蔓延する日本において、#働き方改革 や#女性の社会参画 促進、#エイジフリー社会 の実現にとって重要な存在になる可能性は大いにあると思います。

障がい者等の社会参画には、現行法の見直しも必要

素晴らしい実績を着実に積み上げている#分身ロボット ですが、普及には課題もあるそうです。それは「就労中は#重度訪問介護 のサービスを受けることができない」という課題です。これは#障害者総合支援法 第5条により定められているのですが、このサービスを就労中でも受けられるようにすることが必要と考えています。

例えば、#重度訪問介護 サービスを受けている方が、時給千円の仕事をするとして、就労中は保険が適用になりませんので、費用を全額自己負担すると1時間あたり数千円の赤字になってしまいます。これでは障がい者等の社会参画は進むはずがありません。障がいや難病と共に生きている人々が、その意思に従って社会参画するためにも、こうした法制度の見直しは積極的に行っていくべきです。

「障がい」が「個人差」に変わる時代へ

近年の技術力の進歩は目覚ましいものがあります。私が#分身ロボット に期待しているのは、「障がい」が「個人差」程度に認識される時代が、案外近くまでやってきているのではないかと感じるからです。国会においても、 #舩後康彦 さんや #木村英子 さんのように、障がいや難病をもちながら活躍する方もでてきました。こうした人たちのリーダーシップももちろんですが、社会全体として、すべての人がその意思に従って社会参画でき、人の役に立つことのできる#共生社会 を構築できるよう、今回のような取組みを今後も応援していきたいと思います。

※一部の写真は、以前行われた分身ロボットカフェのイベント会場で撮影したものを掲載しています。