東西南北

 本日付で報じたボウソナロ大統領に関する世論調査は、6日付ヴェージャ誌でも行っている。それによると、2022年の大統領選でのボウソナロ氏は、「ルーラ元大統領やセルジオ・モロ法相が出馬してこない限りは再選」との結果を得ている。だが、その一方で、国民の40%が「ブラジルでは民主主義が侵される危険性が高くなっている」と感じており、さらに、80%もの国民が、「ブラジルは独裁政治に戻るべきではない」と考えていることもわかっている。ダッタフォーリャでは「経済が良ければそれで良し」的な結果も出ていたが、国民はその言動もしっかり見ているということか。
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 全国72カ所のポウパテンポで、クリスマスに向けたキャンペーンとしての、食料品の寄付を集めている。対象となるのは、米やフェイジョン、砂糖、小麦粉、油、粉ミルクといった保存食品類だ。キャンペーンは今月3日からはじまっており、18日まで品物を受け付ける。寄付された食料品は地域の教会などに集められた後、いわゆる「セスタ・バジカ」と呼ばれるセットにされ、貧しい家庭に配られる。少しでも多くの家庭が、クリスマスを心豊かにすごせるよう願うばかりだ。
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 サッカーの15歳以下(U15)の南米選手権の決勝が8日にパラグアイで行われ、ブラジル代表がアルゼンチンをPK戦(試合は1―1)の末、5―3で下し、優勝を飾った。2004年の同杯開始以降、ブラジルは5回目の優勝となる。同年齢でのW杯は存在しないのでこれまでになるが、今後の選手たちの成長に期待したい。

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