第１０回の記念大会となる奈良マラソンは、８日に４２．１９５キロを走るフルマラソンなどが行われました。
１万７３００人の大和路
奈良マラソンには今回、フルマラソンなど３つの種目にあわせておよそ１万７３００人が出場しました。このうちフルマラソンは８日午前９時、ならでんフィールド前をスタート。ランナーたちは天理市内を折り返し地点とするアップダウンのきつい難コースに挑みました。道中には平城宮跡や奈良公園など奈良が誇る観光名所があり、こうした景色を楽しみに来るランナーも多いといいます。フルマラソンの結果は男子が天理市の山本芳弘さん、女子は大会新記録で神奈川県の山口遥さんが連覇を達成しました。また、他のランナーたちも沿道の応援に支えられながらゴールし、それぞれベストを出し切った喜びを分かち合っていました。
奈良テレビ放送からメディアランナーも
奈良テレビ放送からは数年ぶりに、入社３年目の井本 幸アナウンサーがメディアランナーとして出場。フルマラソンを走るのはこれが初めてです！という井本アナウンサー、目標は完走です。マラソン中継の中で「どのくらい練習してきた？」という問いに「できる範囲で２か月間、毎朝１時間ほど走りました！」と答え、リポーターのキャラメルパッキングに「まさにできる範囲！！」とツッコまれる場面も。見守る社員にも緊張が走ります。
ついにフルマラソンがスタート。軽快に走りだします。１０ｋｍ地点付近で井本アナウンサーを発見！カメラを見つけると大きく飛び跳ねながら手を振っていました。まだまだ余裕がありそう！その後、精神的にも身体的にも折れてしまいそうだったという３５ｋｍ地点を沿道の声援で乗り切ります。
そして、５時間４７分で見事完走！涙を流しながらのゴールでした。
「これまで誰かを応援する側だった私が、誰かに応援されることがこんなにも力になるなんて、思ってもいませんでした。」
沿道の応援が走る原動力に。まさに市民マラソンの喜び、醍醐味を実感した井本アナウンサーでした。
