廣中(長崎商高―日本郵政G)五輪標準突破 陸上女子5000 15分5秒40 U20日本新

廣中璃梨佳(日本郵政提供)

 陸上の日本実業団連合女子長距離記録会は7日、山口市の維新みらいふスタジアムで行われ、長崎商高出身の廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が女子5000メートルで来年の東京五輪参加標準(15分10秒00)突破となる15分5秒40のU20日本新をマークした。前U20日本記録は、福士加代子(ワコール)が2001年に出した15分10秒23。

 廣中は今春、長崎商高を卒業。日本郵政グループに進むと、10月の茨城国体成年女子5000メートルで優勝、11月の全日本実業団女子駅伝も1区(7キロ)で区間新となる21分32秒で1位発進してチームの優勝に貢献した。今回は5000メートルでこれまでの自己ベストだった15分23秒09を大幅に更新。一躍、東京五輪代表候補に名乗りを上げた。

 来年1月の全国都道府県対抗女子駅伝は長崎県代表として出走予定。桜が原中3年時に3区(3キロ)、長崎商高1、2年時に4区(4キロ)、3年時に1区(6キロ)で区間賞を獲得しており、今回は5年連続区間賞を懸けたレースとなる。

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