「常陸フロッグス」1期生 地域課題の解決策提案 日立

米国研修の成果披露

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約半年間の研修で学んだことを発表する常陸フロッグスの1期生たち=日立市幸町

次世代のビジネスリーダーを育成するプロジェクト「常陸フロッグス」の1期生による成果発表会が1日、日立市幸町1丁目の日立ライフビルで開かれた。1期生に選ばれた県内の高校生など計5人が、米国シリコンバレー派遣を中核とした約半年間の研修で、日頃の生活や学習で感じた課題の解決策を披露した。

常陸フロッグスはグローバルな視点から地域課題の解決を目指す人材育成を狙いに、同市を中心とする若手経営者などが今年立ち上げた。6月の選考会で県内の高校生2人と高専生2人、大学生1人の計5人が選抜された。

5人は同月から毎週1回集まり、起業アイデアやプレゼンテーション、英語などを学ぶ研修を重ねてきた。8月には10日間のシリコンバレー派遣で最先端のビジネスに触れ、それぞれが学習やメンタルヘルスを支援するための新たな仕組みについて考えてきた。

発表会には経営者や教育関係者など約100人が集まった。5人は情報技術(IT)を生かした新事業案を英語で披露。常磐大総合政策学部2年の犬塚真桜さん(20)と水城高2年の小貫椎香さん(16)は共同で、外国人旅行客に家庭料理を振る舞いながら語学学習ができるサービスを提案した。

同高2年の関根康太さん(17)は高校生のセミナー参加を支援する会社を起業したことを報告した。

プレゼンテーションを終えた5人は研修中の苦労や気付きを語った。シリコンバレーのエンジニアに刺激を受けた茨城工業高等専門学校2年の寺門幸紀さん(17)は「彼のように、自分の考えで社会課題を解決したい」、同高専1年の伊藤愛基さん(15)は「留学を計画している。やりたいことに積極的に挑戦する」と決意表明した。

発表に先立って、国内外で活躍する起業家3人による事例紹介や人材育成のトークセッションも行われた。

同プロジェクト実行委員長の小林竜也さん(40)は成長した1期生の姿に「本気でやればできると気が付いた。地域が変わるきっかけとして、来年も継続する」と話した。(湯浅奈実)