故高鳥修氏の功績しのぶ 上越でお別れ会 首相ら1200人参列

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高鳥修氏のお別れの会で式辞を述べる安倍晋三首相=8日、上越市

 経済企画庁長官などを務め、10月20日に90歳で死去した高鳥修元衆院議員の「お別れの会」が8日、新潟県上越市の上越文化会館で開かれた。安倍晋三首相をはじめ、親交のあった自民党国会議員や関係者ら約1200人が参列。衆院議員を34年務め、郷土の発展に尽くした故人をしのんだ。

 実行委員長の安倍首相は式辞で、消費税率を5%に引き上げる際、高鳥氏が衆院税制改革特別委員長として与党内でも紛糾した議論をまとめたとして「消費税は後世の財政再建に必ず寄与すると訴えた。目先のことのみにとらわれず、常に先々まで見据える慧眼(けいがん)があった」と述べた。

 1969年初当選の同期で、富山3区などに議席を持った綿貫民輔元衆院議長(92)は「互いに日本海に面した豪雪地帯を選挙区に持つ同年代で、『鳥さん』『民さん』と呼び合う関係だった。北陸自動車道や北陸新幹線の実現に共に努力してきたことなど思いは尽きない」と振り返った。

 花角英世知事は行政改革特別委員長としての功績に触れ、「先生が築かれた地方分権の流れを絶やさぬよう努力していく」と弔辞。米田徹糸魚川市長は「誠実な人柄が多くの人を動かし、北陸新幹線の開業に結び付いた」とたたえた。

 喪主を務めた長男の高鳥修一衆院議員は「父は越えられない山のような存在」と述べ、「父の背中を見て学んだことを胸に受け継ぎ、国家国民のために頑張りたい」と遺影を前に誓った。