震災前に思いはせ力走 1300人がシーサイドマラソン

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ゴールを前に笑顔で走るランナーら

 東日本大震災の津波で被害を受けた仙台市若林区の藤塚地区で8日、「若林シーサイドマラソン」が行われた。ランナーは被災前の姿に思いをはせながら沿岸のコースを駆け抜けた。

 若林区陸上競技協会や町内会などでつくる実行委員会が主催し、今年で4回目。県内外の約1300人が、5キロと10キロのコースに分かれ参加した。

 震災で多賀城市の自宅が全壊した団体職員角田郁(かおる)さん(57)は同僚と初めて参加し、5キロを完走した。「きつかったけど、同じ思いを持つ人と走れてよかった」と語った。

 11月30日には、沿岸部のかさ上げ道路「東部復興道路」が開通したばかり。竹田隆実行委員長は「開発が進み、毎年少しずつ景色が変わっている。復興へ歩みを進める姿を来年も見に来てほしい」と話した。