中日退団のロドリゲスが2年550万ドルでレンジャーズと契約合意

2018年から2シーズンにわたって日本プロ野球の中日ドラゴンズでプレイしたリリーフ左腕、ジョエリー・ロドリゲスが総額550万ドルの2年契約でレンジャーズと合意したことが明らかになった。サンディエゴで開催されるウィンター・ミーティングの初日となった日本時間12月10日、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシが自身のTwitterで第一報を伝えた。

ドミニカ共和国出身のロドリゲスは現在28歳。日本球界2年目となった今季は64試合に登板して60回1/3を投げ、3勝4敗、1セーブ、41ホールド、防御率1.64、77奪三振の好成績をマークして最優秀中継ぎ投手(最多ホールドポイント)のタイトルを獲得。中日側は引き留めを目指していたものの、ロドリゲス本人のメジャー志向が強く、保留者名簿を外れて自由契約となっていた。中日でプレイした2年間の通算成績は90試合、3勝7敗、2セーブ、50ホールド、防御率1.85となっている。

ロドリゲスは2009年3月にパイレーツと契約し、2014年12月にアントニオ・バスタードとのトレードでフィリーズへ移籍。2016年にメジャーデビューを果たして12試合で防御率2.79をマークするも、翌2017年は26試合で防御率6.33に終わり、6月中旬にレンジャーズへ放出された。レンジャーズではメジャーに昇格できないままシーズン終了後にフリーエージェントとなり、2018年はオリオールズのマイナーでプレイしていたが、7月下旬に中日への移籍が決定。メジャー2年間では通算38試合に登板して1勝2敗、6ホールド、防御率5.40という成績を残している。

レンジャーズは今オフに入ってカイル・ギブソン、ジョーダン・ライルズ、ニック・グッディと投手の補強を続けており、ロドリゲスの獲得もその流れに沿ったものとなる。課題である三塁手補強ではアンソニー・レンドンの獲得を目指しており、そちらの動向も注目される。

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