コアジェニックは、ElixirとPhoenix LiveViewで開発したPaaS『Teamgenik(チームジェニック)』プレビュー版を2019年12月10日リリース

『Teamgenik』は無料のノーコード型アプリ開発プラットフォームです。SNS機能がビルトインされており、クローズドコミュニティの運営にも使えます。

東京--(BUSINESS WIRE)--#Elixir\--(ビジネスワイヤ) -- 株式会社コアジェニック(東京、黒田努代表取締役社長)は、ElixirとPhoenix LiveViewで開発したapplication Platform as a Service(aPaaS)『Teamgenik』(URL: https://teamgenik.com/)のプレビュー版を2019年12月10日リリースします。

『Teamgenik』は、仲間同士でミニアプリやミニSNSを楽しめる、これまでになかったプラットフォームです。

ミニアプリの開発は、キーボードを使ってソースコードを書くというような複雑な作業は必要なく、ほとんどマウス操作だけでクラウド上のデータベースと連動したミニアプリを開発できます。ユーザーはデータベースを自由に設計できます。テーブル同士の関連付けも行えます。これらの操作性や環境により、プログラミングの経験がないユーザーでも、簡単にミニアプリの開発が可能です。そして、開発したミニアプリはユーザー間で交換できます。

また、ユーザー同士のコラボレーションにかかせないSNS機能もビルトインされています。
TwitterやFacebookのようなSNS以外にも、オリジナルの機能を付け加えることもでき、仲間たちで使いやすいクローズドコミュニティに適したオリジナルのSNSを作成することができます。

コアジェニック社は「Webアプリケーションを取り巻く環境が急速に複雑化する2020年代には、関数型言語がWebアプリケーション開発の世界で主流になる」と予測し、 『Teamgenik』の開発にElixirを採用しました。

関数型言語Elixirにはメモリ上のデータを直接書き換えないという特色があります。その代わり、メモリから読み込んだデータを「関数」により別のデータに変えて、それをメモリの別の場所に書き込みます。これは、並列的に動く複数のプログラムが同じデータを処理しても、不整合が発生しにくいことを意味します。そのため、極めて多数のユーザーが同時アクセスを行うWebアプリケーションを開発するのにElixirは向いています。とりわけ、マルチコアCPUの利用が一般化した現代においてElixirは真価を発揮します。

関数型言語の中でもElixirの文法は、Python、PHP、Ruby、PerlなどWeb開発で多用されている言語の文法に似ており、移行が非常にスムーズです。また、パターンマッチングやパイプライン演算子などプログラマーの心をくすぐる面白い特徴も有しています。

Phoenix LiveViewは、サーバー側で組み立てたHTMLデータをWebScocketによりブラウザとの間で同期するためのElixirライブラリです。これを利用すれば、従来フロントエンドのJavaScriptプログラムが行っていた処理をサーバー側のElixirプログラムに集約できます。その結果、開発およびテストにかかる時間が削減され、秘密漏洩や不正アクセスの危険性が減少します。

*一部機能は、2020年春に実装予定です。

【代表取締役プロフィール】
黒田 努(くろだ つとむ)
東京大学教養学部卒。在ギリシャ日本国大使館で3年間勤務。株式会社イオレでは、CTOとして「らくらく連絡網」の企画から開発・運用までを担当。2007年にRuby on Rails 専門の教育・コンサルティング会社オイアクス(現株式会社コアジェニック)を設立。中学生時代にコンピュータ・プログラミングをはじめる。著書である『基礎Ruby on Rails』(共著、インプレスジャパン刊)は、第4版まで版を重ねている。

Contacts

株式会社コアジェニック
https://coregenik.com/
PR / IR担当 田村英徳
TEL : 03-6721-5959
E-mail: pr@coregenik.com

© ビジネスワイヤ・ジャパン株式会社