中日ドラゴンズ・荒木雅博コーチの「大腸に穴があいても、現場には穴をあけない」ぐらいの野球漬け人生

東海ラジオ『山浦!深谷!イチヂカラ!』(月~金13:00~16:00)プレミアムウィーク期間中の9日には、プロ野球中日ドラゴンズの荒木雅博コーチが出演した。そして、番組恒例の「懺悔」については「病院に通うことを途中でやめてしまう」話をして、スタジオの番組パーソナリティを驚かせた。

荒木は今年、大腸の手術をした。そして、手術後2週間ぐらい入院するべきところを「何とか1週間で退院したい」と申し出た。そこで医者から「退院するのは、まあ、いいでしょう。でも、グラウンドに出てノックをしたりするのは、せめて1か月後にしてくださいね」と言われたそうだ。しかし荒木は、退院して1週間後にはノックバットを握っていた。「病院の先生に対してもそうだが、自分の体にも懺悔したい」と話した。

荒木が、通院途中で行くのをやめてしまうことは、これまでにもあったそうだ。昨年まで23年間の現役時代には、肉離れや骨折も経験した。骨折の時も「次は、いついつ来てくださいね」と言われても、行かなかったことがあった。番組パーソナリティの山浦から「何で(病院に)行かないのか」と問われ、荒木は「試合に出たいから」と答え、さらに山浦から「現役の時は百歩譲って(その気持ちも)わからないではないが、今はコーチだからノックは他のコーチに頼めばいいのでは」と言われたが「選手も同じコーチから教えられたほうがいいと思う。それに、現役の時からずっとグラウンドにいたので、グラウンドにいない日々が耐えられない」とも。

人の何倍も練習して実績を残してきた選手だけに「大腸に穴が開いても、現場には穴をあけない」ぐらいの気持ちでいることはよくわかったが、通院は、医者の許可が出るまで続けなければいけないのは当然のこと。荒木も「それぐらい、まだまだ野球をやりたい」としながらも、自分の体に謝罪し、同時に感謝の気持ちを述べていた。そして、最後にリスナーに対して、けがや病気の時は、必ず最後まで通院することと、痛いと思ったらすぐに病院に行くことを「これをみなさんに伝えたい」と強調していた。

この懺悔のあと、荒木は、リスナーからの「一塁コーチと三塁コーチとどちらをやりたいか」「根尾選手についてどう思うか」などの質問に答え、さらに「今でも現役でやれると思う瞬間はあるか」と聞かれると「引退した後も、現役に対するこだわりはあったが、今年のドラフト会議で指名された石川選手が、背番号2をつけることになった。それで気持ちが吹っ切れた」と、現役への思い、背番号に寄せる思いを表現した。

荒木は、14時台から15時代前半まで、スタジオで滑らかなトークを繰り広げた。プレミアムウィークの同時間帯には、10日以降も中日ドラゴンズの選手やコーチが出演してトークを披露する。10日(火)浅尾拓也コーチ、11日(水)加藤匠馬選手、12日(木)武田健吾選手、13日(金)松井佑介(前ドラゴンズ 現オリックス)選手。各日、14時台を聴いていれば答えられるクイズを出題し、正解者の中から抽選で1名に、その日に出演した選手・コーチの直筆サイン入りボールがプレゼントされる。また、各日、現金3万円が当たるクイズが出題される。

山浦!深谷!イチヂカラ!

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜~金曜 13時00分~16時00分

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