ニチハ、サイディングアワード2019の受賞作品発表

 ニチハ(名古屋市)は12月9日、同社の内外壁材を使用した施工作品を対象とする「NICHIHA SIDING AWARD 2019」の入賞物件20作品を発表した。審査員は、建築家であり東京大学名誉教授の難波和彦氏(審査委員長)とインテリアデザイナーの飯島直樹氏。

 住宅部門のグランプリは、松栄建設(福井県坂井市)の「I様邸」が選ばれた。大きく張り出したウッドデッキと庇は、遠望する海のシーンを内部に誘う舞台装置としても機能している。浮遊感を生む外観デザインが魅力的な作品として評価された。

住宅部門グランプリ:松栄建設「I様邸(福井県)」

 非住宅部門のグランプリは、エスシーワークス(大阪市)とポリディアインク(神戸市)の「高知県 とさのさと」が受賞した。産直市場とスーパーマーケットの複合商業施設で、木目調のサイディングを的確に配分し斬新な商業環境を出現させた点が評価された。

 同コンテストは、さまざまな建築物に採用されている窯業系サイディングの外観デザインと施工品質の向上という観点から開催。参考事例として活用されることを目的としている。今回の応募総数は432作品だった。

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