【ONE】4月の日本大会が中止で下半期に延期、五輪影響の会場確保が問題か

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今年10月の両国国技館大会では賞金1億円トーナメント決勝が行われ、ペトロシアンが優勝賞金を獲得した

 シンガポールに拠点を置くアジア最大級の格闘技プロモーション『ONEチャンピオンシップ』は、来年2020年4月5日(日)に日本大会の開催を発表していたが、以降、開催会場の発表はなく、昨日10日夜、オリンピック開催を考慮し、下半期に延期することを発表した。

 決定の背景には、2020年は東京五輪が控えており、スポーツやエンターテイメントは五輪への注目度が色濃くなっていくことが予想されることと、より良い運営とマッチメイクにするためには、ONEチャンピオンシップ日本大会を開催する時期には相応しくないという意見が寄せられることになったことがあるという。そして協議を重ねた結果、日本大会は五輪後の下半期に移行し、より大きな会場を使用することを視野に入れて進めていくとした。

 確かに大きな会場は五輪に使用される会場が多いため、選ぶ会場の選択肢は限られる。例えば日本武道館は来年20年6月まで耐震工事中で使えないし、代々木体育館は20年4月1日からオリンピック期間で使えなくなる。東京体育館も修繕と五輪施設利用で21年1月までの予定で使用できないとしており、格闘技で使われる主な会場はふさがっている。空いている会場を優先的に各分野のイベンターは探しているが倍率が高くなっている状況だ。

今年3月の両国大会ではメインで青木真也が勝利し王座を奪還、大いに盛り上げた

 また20年4月には、他国にて大きな大会を開催する予定もあるとしたが、4月24日(金)のマレーシア・クアラルンプール大会のことであろう。下半期には「より充実した日本大会を行うよう努力する」と約束した。

 新たな開催日については、決定次第発表されるとのことだ。4月大会に照準を定めていた選手もいるだけに残念ではあるが、今年10月の両国国技館での大会を上回るものを期待したい。