路線バスで自動運転 長距離の往復18キロ 県と群馬大が実証実験

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 県と群馬大は10日、同大荒牧キャンパス(前橋市)―JR渋川駅間の路線バスで、自動運転の実証実験を始めた。ルートは往復18キロと全国各地で同大が行う実験としては最長。路線バスへの自動運転の導入に向け、課題や可能性を探る。県内の営業運転での実験は、昨年度にJR前橋駅―上毛電鉄中央前橋駅で行われた事例に続き2件目。

 通信によって前方の信号を認識したり、沿線に設置する情報板でバスの接近や走行位置をドライバーらに知らせたりする「路車間協調」の技術を用いる。バスは衛星利用測位システム(GPS)やレーザーで走行中の位置情報を把握するが、受信精度が低下する橋を渡る際は、路面に敷設した磁石の磁気を感知して正確に走れるようにした。

 実験日は10~12、18~20、23~25日の計9日間。関越交通(渋川市)が運行する既存の路線で、1日4便走らせる。乗客は通常運賃で利用できる。