氷見牛農家8戸に減少 高齢化で3戸廃業

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飼育されるブランド牛の「氷見牛」=氷見市内

 氷見市のブランド牛「氷見牛」の生産農家が年度末で3戸廃業し、8戸になることが分かった。生産者の高齢化が理由。飼育頭数の減少によりブランド維持が難しくなるため、JA氷見市が中心となって新たな牛舎の建設を検討する。10日の市議会本会議で、森田博之産業振興部長が説明した。竹岸秀晃氏の一般質問への答弁。

 市内の肉牛農家は2015年度が13戸で、本年度は11戸。飼育頭数(2月1日時点)は15年の874頭から、今年は715頭にまで減った。

 生産農家の平均年齢は年々上昇し、今年は68歳だった。40代の若手がいるものの後継者不足は否めない。

 氷見市は県内有数の肉牛産地。2004年度に市と同JA、生産・販売者で氷見牛ブランド促進協議会を設立し、消費拡大に取り組んできた。今年も県内7飲食店で「氷見牛フェスタ」を展開し、人気を集めた。

 新牛舎は建設地、規模とも決まっていないという。森田部長は答弁で、「適切な建設用地や人材確保の支援に努め、ブランドの確立・強化を進めていく」と強調した。