地理的表示保護制度の対象に 芦北町漁協のブランドタチウオ

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農林水産省の地理的表示(GI)保護制度の対象に登録された「田浦銀太刀」=10日、芦北町

 農林水産省は10日、地域の農林水産物や食品のブランドを守る地理的表示(GI)保護制度の対象に、芦北町漁協のブランドタチウオ「田浦銀太刀[ぎんだち]」を登録したと発表した。県産品のGI登録は5例目で、水産物では初めて。

 田浦銀太刀は八代海で取れる釣りタチウオで、肉厚で脂が程よく乗っているのが特徴。うろこがなく魚体が傷つきやすいため、氷が直接当たらないように冷やすなど鮮度管理を徹底し、市場からも高い評価を受けている。

 GIに登録されると、基準を満たした生産者だけがGIマークを付けることができ、ブランドを守りやすくなる。同漁協の野口修参事(60)は「本当にうれしい。品質維持とともに、資源管理にも力を入れたい」と話した。

 このほか、島根県の干し柿「東出雲のまる畑ほし柿」、広島県のアサリ「大野あさり」も登録され、GI登録は89品目となった。(澤本麻里子)

(2019年12月11日付 熊本日日新聞朝刊掲載)