キヤノンITS/効率化図った貿易業務管理システムを提供開始

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キヤノンITソリューションズは12月11日、貿易管理業務を効率化したい顧客向けに、「TradeWise」を提供開始した。

<貿易業務管理システム「TradeWise」の概要図>

「TradeWise」はNACCS と自社基幹システム間を連携させるとともに、貿易業務を管理するための6つの基本機能をパッケージ化したシステムで、個別システム開発に比べ低コスト、短期間でシステムを構築することができる。また、貿易管理業務で発生する受渡、通関を始めとした各種情報を「通関データベース」に蓄積して複数の関係企業や拠点にまたがる取引情報を一元管理することにより、貿易に関する情報を全社レベルで可視化し、企業ガバナンスの強化やコンプライアンスの確保を実現する。

NACCS(Nippon Automated Cargo And Port Consolidated System)とは、輸出入における税関その他の関係行政機関への手続などをオンラインで処理するシステム。貿易に関わる行政機関、荷主企業、通関業者、フォワーダー(貨物利用運送事業者)などでやり取りされる情報の一元管理、共有化を行う官民共同システム。NACCS との接続にはエンドユーザ各社のNACCS利用者契約が必要。

「TradeWise」はオンプレミスだけでなく、キヤノンITSが提供する「SOLTAGE」を活用したクラウドサービスでの提供も可能で、安心かつ安定したクラウド環境で顧客の貿易管理業務をサポートする。

なお、貿易自由化の進展を背景に、財務省・税関および輸出入関係省庁は国際物流における通関手続きの簡素化・迅速化のため、NACCSを中心とした貿易関連手続き全般の電子化・ペーパレス化を推進している。

これまで貿易関連手続きは紙ベースの業務が多く、データ入力も手作業となり、誤入力による手戻りやタイムロスが発生する場合があった。また、貿易取引に関する
情報は、複数の関係企業や拠点にまたがるため各部門での部分最適管理になることも多く、全社の情報を共有、把握することが困難だった。

このような業務の効率化や情報の一元管理を目的とした貿易業務のシステム化ニーズが高まる一方、輸出入者がNACCSと接続するためには個別のシステム開発を行う必要があり、多くの費用と時間がかかることが課題となっていた。

価格はTradeWiseの価格(税別)は最小構成が500万円~となっている。