ジョーンズのオリックス入団が決定 最大3年1550万ドルの大型契約

メジャー通算282本塁打、オールスター・ゲーム選出5度、ゴールドグラブ賞4度の実績を誇るアダム・ジョーンズのメジャーリーガーとしてのキャリアは終わりを迎えたようだ。日本時間12月11日、ジョーンズは自身のTwitterで日本プロ野球のオリックスバファローズと正式に契約を結んだことを発表。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタールは最大3年1550万ドルの大型契約であることを伝えている。

高齢の選手との長期契約を避ける傾向にある近年のメジャーリーグにおいて、ジョーンズもその犠牲となった1人だった。オリオールズでプレイした11シーズンで263本塁打を放ち、昨オフに初めてフリーエージェントとなったジョーンズだが、ダイヤモンドバックスとの契約が決まったのは今年3月になってからだった。

年俸300万ドルでプレイした今季は、137試合に出場して打率.260、16本塁打、67打点、OPS.728をマーク。打率はメジャー定着後ワースト、OPSもレギュラー定着1年目の2008年(.711)以来となる低水準だったが、まだ十分にメジャーのレギュラーとしてやっていける力があることを示した。若手外野手の教育係として、短期契約での獲得を検討していた球団もあったようだが、ジョーンズは日本球界への移籍を決断した。

ローゼンタールによると、ジョーンズとオリックスの契約内容は2年800万ドルで、3年目となる2022年は球団側に選択権のあるオプションとなっているという。また、最大200万ドルの出来高が設定されており、ジョーンズが出来高の項目を全てクリアし、3年目のオプションも行使された場合、3年間の総額は1550万ドルに達するようだ。

長きにわたってオリオールズの中心選手として活躍し、2013年と2017年にはアメリカ代表の一員としてワールド・ベースボール・クラシックにも出場した34歳のスター外野手は、日本球界でどんな活躍を見せてくれるのだろうか。

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