オリ福良GM一問一答 MLB通算282発ジョーンズは「内角のさばきがうまい。日本に対応できる」

オリックスが獲得を発表したアダム・ジョーンズ(右)と握手を交わす福良GM【写真提供:オリックス・バファローズ】

球団がアダム・ジョーンズの獲得を発表「バリバリのメジャーリーガーを取れて興奮している」

 オリックスは11日、ダイヤモンドバックスからFAとなっていたアダム・ジョーンズ外野手を獲得したと発表した。米メディアによると、契約内容は2年800万ドル(約8億7000万円)で、3年目は球団オプション。3年最大1550万ドル(約16億8500万円)の超大型契約だ。背番号は「10」に決まった。

 34歳のジョーンズは11年から7年連続で20本塁打以上を記録するなどメジャー14年間で通算1939安打(MLB現役9位)、282本塁打(MLB現役16位)をマーク。守備では4度のゴールドグラブ賞を受賞し、オールスター戦に5度選出されている。米カリフォルニア州サンディエゴで報道陣の取材に応じた福良淳一GMは興奮を隠そうとしなかった。
 
――球団がジョーンズの獲得を発表した。
「大物というか、バリバリのメジャーリーガーを取れて……。球団としても自分としても、ちょっと興奮しています」

――打線の中軸として期待するか。
「そうですね。本人のためにも球団のためにも成功できるようにバックアップしていきたいと思っています」

――複数年契約。チームの中心でやってもらいたい思いか。
「もちろんありますよね。やっぱりウチはそこでやられてきたチーム。そこ(チームの中心)がしっかりしたいというのが大きかったですから。ジョーンズ選手に入ってもらって活躍してもらいたい」

――選手としての期待は。
「実績を見たら凄いですからね。そのままの力を出してもらいたい」

――吉田正尚ら若い選手への影響も大きい。
「そこも大きいと思いますけどね。本物ですから。みんながそういうのを見て。若いチームになってきたので、そういうのもプラスになる」

ジョーンズの印象は「思ったより静か」東京五輪は「体が問題なかったら大丈夫」

――交渉でジョーンズと接してみて。
「思ったより静かでしたね、会った感じは。プレー見たら変わるのかなと思いますけど。口数が多くない? そうですね」

――交渉は何度面談したか。
「1回です。サインする時ですね」

――獲得を決めた1番の決め手は。
「第一線で成績を残せますし、まだまだやれるというのがありますので。年齢は関係なく」

――メジャーで活躍した選手では日本人選手への対応に苦しむ選手もいる。
「インコースのさばき方がうまいなと思ったんですけどね。だいたい来る外国人はインコースの球に苦しむのかなというのがあるんですけど、インコースのさばき方はうまいですし、そこは対応できるかなと思います」

――米国代表として五輪に出場できるか。
「(ジョーンズと)話しました。日本人選手と同じで、日本人選手も(侍ジャパンに)出すわけじゃないですか。ジョーンズには『体が問題なかったら大丈夫だよ』と言いました。『もし少しでもおかしなところがあったら考える』と」

――ジョーンズ本人は五輪に出たがっているのか。
「それを聞いて、『ありがとう』と言ってましたけどね。出たいかどうかより、『米国が五輪に出るのが先だ』と言ってましたけどね。とにかく成功してほしいですね。それだけです」(Full-Count編集部)

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