被ばく米兵描く朗読劇「悲しみの星条旗」 13日上映 横浜市神奈川区

 東日本大震災の被災地支援活動「トモダチ作戦」に従事し、福島第1原発事故で被ばくした元米軍兵士らの苦悩を描く朗読劇「悲しみの星条旗」の上映会が13日、かながわ県民活動サポートセンター(横浜市神奈川区)で行われる。8月に京都府内で行われた朗読劇の録画映像を流す。

 放射線被ばくの影響とみられる病に苦しむ原子力空母ロナルド・レーガンの元乗組員らが主人公。東京電力に対して損害賠償などを求めて起こした訴訟を追うフリージャーナリストの取材に答える形で、体調が悪化していく不安や苦悩を語る。

 訴訟の取材を続ける日系米国人ジャーナリストのエィミ・ツジモトさんらでつくる「トモダチ・ユニット」が主催。「震災から8年たった今も、苦しんでいる元兵士がいることを、より多くの人に知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

 午後6時半からで、参加費は千円(高校生以下は無料)。

© 株式会社神奈川新聞社