佐賀県の山口祥義知事は11日、九州新幹線長崎ルート未着工区間の整備方式を巡り、国土交通省で赤羽一嘉国交相と会談し、事務レベルで今後の協議の在り方や進め方の確認作業をすることで一致した。会談後の山口知事と記者団との主なやりとりは次の通り。
-どんな話だったのか。
大臣からは幅広い協議をしてほしいという話があった。私からはどういった協議になるのかが大きな課題になるので、確認をさせていただきたいと話した。協議の在り方、進め方について事務的なレベルで確認作業をしようということで一致した。
-「幅広い協議」とは。
私は5択と言っているが(スーパー特急やフリーゲージトレインなど)いろいろなバリエーションがある。そういったことを受け止めた話だったと思う。前から「フル規格が前提ではあってはいけない」と言ってきた。佐賀県の区間は佐賀県の意見が尊重されなければならない。協議がどういう土俵で行われるのか、県議会や県民への説明責任がある。しっかりと文書での整理が必要と思っている。
-大臣は与党のフル規格整備の方針を「重く受け止める」と言っているが。
今日はそうした話はなかった。われわれ(佐賀県側)はフル前提では駄目だ。