北海道北部で震度5弱~地震発生の度に聞く「予測できなかった」でいいのか

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月12日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。12日に発生した北海道北部での地震のニュースについて解説した。

国際宇宙ステーションから見た北海道(北海道-Wikipediaより)

12日未明 北海道北部で震度5弱の地震が発生

12日午前1時9分ごろ、北海道宗谷地区北部を震源とする地震があり、最大震度5弱を観測した。気象庁によると震源地は宗谷地方北部で震源の深さはおよそ7キロ。地震の規模を示すマグニチュードは4.2と推定されている。なおこの地震による津波の心配はない。

飯田)北海道豊富町で震度5弱。震度4が北海道幌延町ということでした。夜中に大きな地震というのは驚きますよね。

鈴木)先日も、関東の北の方で地震がありましたよね。

飯田)茨城や栃木でありました。

鈴木)5回くらいありましたよね。気象庁の会見を見ても、「どう連動しているのかがわからない」という説明でした。「わからない」と言われてしまうと、怖いですよね。大地震がいつあってもおかしくないという状況です。日本は地震国で、火山もある。それにも関わらず、火山や地震への研究費がとても少ないと思います。もっと本腰を入れて政治、行政が行うべきです。私が初めて地震研究をされている火山学者に出会ったのは、雲仙普賢岳の噴火のときです。そのときに九州大学の教授の方に取材をしました。その方によると、とにかく研究者が少ないそうです。さらに若い人がいない。なぜかと言うと、火山や地震は100年単位ではないですか。

飯田)そうですね。

雲仙岳と東側山麓のラハール跡 右の山肌が露出した山は眉山(雲仙岳-Wikipediaより)

地震国である日本は本腰を入れて地震の研究を行うべき

鈴木)「200年前に起きた大地震では」というようなことが、よく出て来ます。200年前の当時の研究は何であったかと言うと、科学的に研究できていたわけではもちろんありません。一生懸命聞き取りなどをしながら…。

飯田)古文書のようなものに記録しますよね。

鈴木)それを基準に、いまを考えることはなかなかできません。そうなると、いま起きていることが今後、科学的にいろいろなことにつながるのだと思います。これからの50年先、100年先に活きて来るような、スパンの長い学問なのです。そうなると、若い人はなかなか来ませんよ。

飯田)わかりやすい成果のようなものが出ないですからね。

鈴木)2~3年ですぐに結果が出るようなことではない。

飯田)そうなると、予算も付きづらいですしね。

地震で発生した北海道厚真町の土砂崩れ。広範囲で土が露出している=2018年9月6日午前、北海道厚真町 写真提供:産経新聞社

「予測できなかった」でいいのか

鈴木)そうです。東南アジアなど火山がよく発生するところでは、火山庁というものがあります。

飯田)専門の役所があるのですね。

鈴木)はい。日本も地震国なのだから、無駄ではない100年先の投資をして、研究費を大学などにも付けて行くべきではないかと思います。そういうことを行わないので、原因のわからない地震が起きて、また犠牲が出ます。そして、「予測ができなかった」として逃げる。この予算はもう少し考えた方がいいと思います。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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