大物三塁手・レンドンが大谷の同僚に 7年2億4500万ドルで合意

日本時間12月12日、フリーエージェントの大物三塁手、アンソニー・レンドンが大谷翔平が所属するエンゼルスとの契約合意に至った。各メディアは総額2億4500万ドルの7年契約であることを一斉に報じている。この金額は今季までチームメイトだったスティーブン・ストラスバーグが先日ナショナルズと結んだ契約と同額となる。

USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールによると、今回の7年2億4500万ドルの超大型契約には全球団に対するトレード拒否権が含まれている一方、オプトアウトは含まれていないという。また、後日支払いの繰り延べ金も含まれていないようだ。敏腕代理人のスコット・ボラスは、マイク・ムスターカス(レッズ)の6400万ドル、ストラスバーグの2億4500万ドル、ゲリット・コール(ヤンキース)の3億2400万ドルに続いて大型契約を手に入れることになった。

今季のレンドンは、ナショナルズで146試合に出場して打率.319、34本塁打、126打点、OPS1.010の好成績をマーク。打点王のタイトルを獲得したほか、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たし、5年ぶり2度目のシルバースラッガー賞を受賞しただけでなく、「オールMLBチーム」の1stチームに三塁手部門で選出された。

レンドンは現在29歳。直近3シーズンはいずれも打率3割をクリアしており、直近6シーズンで20本塁打以上と80打点以上を5度ずつ記録。今季の打率.319、34本塁打、126打点、OPS1.010はいずれもキャリアハイの数字である。三塁の守備も安定しており、直近6シーズンで守備防御点がマイナスだったのは1度だけ。今季はゴールドグラブ賞(三塁手部門)のファイナリスト3名に名を連ねた。

エンゼルスではマイク・トラウトと大谷の間に入って三番、あるいはトラウトと大谷に続く四番を打つことが予想される。コールの獲得には失敗したエンゼルスだが、今オフのフリーエージェント市場における最高の野手を手に入れることに成功した。

© MLB Advanced Media, LP.