代理人、交渉球団は明かさず「全30球団を考えている」
巨人からポスティング制度（入札制度）を利用してメジャー移籍を目指す山口俊投手が先発を希望していることが分かった。代理人のジョシュ・パーセル氏が11日（日本時間12日）、ウインターミーティングの会場で取材に応じて明らかにした。
パーセル氏は「興味を示した球団に彼が先発を希望していることを伝えました。横浜（現DeNA）で長い間リリーフとして成功したこと、役割に柔軟に対応するつもりですが、先発の座を競うことが第1希望だということも伝えました」と話した。交渉した球団名は明かさず「全30球団を考えている」と話した。
パーセル氏は、山口が先発、救援両方をこなせることのメリットを示した上で山口が強く先発を望んでいると述べた。「（先発救援両方できることは）興味深い強みにはなると思います。過去には、彼は重要な場面で投げる救援投手として成功しました」とした上で「先発に転向し、日本で最高の投手の1人となりました。彼の希望は先発投手の座を競うことです。それを求めています」と明言した。
山口のMLB球団との交渉期間は、米東部時間で来年1月2日（同3日）午後5時。まずは先発を最優先に交渉を進める。（盆子原浩二 / Koji Bonkobara）
