中日経済技術協力の「対中ODA40周年総括シンポジウム」、北京で開催

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中日経済技術協力の「対中ODA40周年総括シンポジウム」、北京で開催

11日、シンポジウムであいさつを述べる横井裕大使。(北京=新華社記者/肖月)

 【新華社北京12月12日】日本の国際協力機構(JICA)が主催する中日経済技術協力の「対中ODA40周年総括シンポジウム」が11日、北京で開かれた。日本の横井裕駐中国大使が出席し、あいさつを述べ、中日両国の専門家、研究者が一堂に会し、日本の対中政府開発援助(ODA)の40年の歴史を共に振り返り、今後の双方の協力の新たな可能性について検討した。

中日経済技術協力の「対中ODA40周年総括シンポジウム」、北京で開催

11日、シンポジウムで発言する早稲田大学理工学術院の北野尚宏教授。(北京=新華社記者/肖月)

 横井大使はあいさつで、1979年に始まった対中ODAはインフラ建設、環境対策、保健医療を中心に活用され、中国の改革開放政策の維持・促進に貢献したとし、中国の投資環境の改善、日中間の民間経済交流の進展などを日本にも助けとなる形で実施し、日中関係を下支えする強固な基盤として重要な役割を果たしたとの考えを示した。また、今後は、ODAが築いてきた基盤の上に日中間における新たな協力として、開発分野における対話、人材交流、地球規模の課題における協力などを展開すべきだと表明した。

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11日、シンポジウムで発言する拓殖大学国際学部の岡田実教授。(北京=新華社記者/肖月)

 シンポジウムに出席した中日両国の学者と専門家が、「対中ODAと日中関係-40年の歴史と新たな日中協力に向けて-」というテーマをめぐって討論した。拓殖大学国際学部の岡田実教授、北京林業大学の呉斌(ご・ひん)教授らは、対中ODAは中国の経済・社会の発展に積極的に貢献したとの認識で一致した。説明によると、両国は円借款や技術協力、無償資金援助などによって、インフラ整備、保健医療、大気汚染対策と環境保護、人的・文化的交流などの分野で一連の協力を展開し、中日友好医院、上海浦東国際空港、北京日本学研究センターなど多くの協力プロジェクトや協力メカニズムの推進が、今もなお重要な役割を果たしているという。

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11日、シンポジウムで来場者の質問に答える中日の専門家。(北京=新華社記者/肖月)

 上海国際問題研究院の蔡亮(さい・りょう)上級研究員は、対中ODAは終了したが「中日経済の相互補完性は非常に強い」とし、今後も双方は環境保護、省エネ、第三国市場協力などの分野で大きな協力の可能性を持っていると述べた。(記者/薛瑩瑩、肖月)

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11日、シンポジウムで発言するJICA評価部の阪倉章治部長。(北京=新華社記者/肖月)

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11日、シンポジウム会場の様子。(北京=新華社記者/肖月)

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11日、シンポジウムで発言する北京外国語大学北京日本学研究センターの郭連友(かく・れんゆう)主任。(北京=新華社記者/肖月)

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11日、シンポジウム閉会のあいさつを述べるJICA東・中央アジア部の藤谷浩至部長。(北京=新華社記者/肖月)