トラウト&大谷と豪華共演へ レンドンのエンゼルス加入にMLB公式「ワクワク」

アンソニー・レンドン、マイク・トラウト、大谷翔平(左から)【写真:Getty Images】

一方で先発陣はMLBワースト2位…「他にどのような補強をするかも楽しみ」

 エンゼルスは11日(日本時間12日)、ナショナルズからFAとなっていたアンソニー・レンドン内野手を7年総額2億4500万ドル(約265億9600万円)で獲得。今季ナ・リーグ打点王を獲得したスター三塁手は、エンゼルスで大谷翔平投手、今季ア・リーグMVPのマイク・トラウト外野手らと超強力打線を形成することになりそうだ。米複数メディアが伝えている。

「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者は、自身のツイッターに「なんてものすごいエンゼルスの方向転換だろうか」と投稿。エンゼルスは10日(同11日)にFA市場の目玉であったゲリット・コール投手の争奪戦でヤンキースに敗れたばかりだったが、即座に次なる大物との契約を手にした。この契約によって、エンゼルス打線は中軸がトラウト、レンドン、大谷、まだデビューしていない超有望株のアデルとなるとしている。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者も「レンドンがトラウトとオオタニと、そして、いつかジョー・アデルと、プレーすることにワクワクしている」と投稿した。その一方でエンゼルスの先発投手の防御率が“打者天国”と呼ばれるクアーズ・フィールドを本拠地に持つロッキーズに続いて悪いことにも言及。「このオフシーズンにエンゼルスが他にどのような補強をするかも楽しみだ」としている。

 また、地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」も「レンドンはパワーを武器に、エンゼルスのマイク・トラウト、ショウヘイ・オオタニ、ジャスティン・アップトンらを中心としたラインナップにフィットするだろう」と契約合意を伝えた。さらに、来季の三塁手候補には今季打率.290をマークしてブレークしたデビッド・フレッチャー内野手もいることから「彼のポジションは必ずしもエンゼルスにとって必要ではなかった」としながらも、「彼が加わることで、若く優秀なプレーヤーをトレードに出すことも可能になった」とさらなる動きも予想している。

 先発投手の大きな補強はまだないが、FA市場にはドジャースからFAの柳賢振やジャイアンツからFAのバムガーナーらが残されており、トレードでの補強の可能性もある。6年ぶりのポストシーズン進出へエンゼルスがさらなる大物を獲得するのか注目が集まる。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2