高畑淳子が全身がんの患者役で「希林さんの死生観を出せないものかと思っています」

フジテレビ系で2020年1月9日にスタートする連続ドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(木曜午後10:00)に北大路欣也、高畑淳子、田辺誠一、三浦翔平、中村俊介らが出演することが決まった。

同作は年間約100万人もの人々が新たに診断され、2人に1人が生涯のうちにかかると言われている“がん”に立ち向かうべく、最強のタッグを組んだ内科医と外科医2人の女医の奮闘を描くもの。北大路は、主人公の腫瘍内科医・恩田心(松下奈緒)の義父・恩田京太郎役を、高畑は心が勤める「横浜みなと総合病院」に通う全身がんの患者・高坂民代役を、田辺は心のバディとなる消化器外科医・梶山薫(木村佳乃)が以前勤めていた「関東医科大学付属病院」の消化器外科医・須藤進役を、三浦は第3話から登場し物語のキーパーソンとなる関河隆一役を、中村は転倒事故に遭い意識が戻らないままでいる心の夫・恩田匠役を演じる。

自身の病状を達観し、独自の死生観を持っている全身がんの民代を演じる高畑は、役柄について「全身がんを抱えながら、他人事のようにがんの治療と向き合っている女性…と考えると、まっ先に思い出すのが樹木希林さんです。希林さんの死生観、あの少し皮肉屋さんの感じ、そんな気配を出せないものかなーと思いつつ、最近の医療事情なども大いに勉強したいと思っております」と役と向き合っている。

また、物語のキーパーソンとなる謎の男・関河を演じる三浦は「前半はナチュラルに演じたいです。その反面、物語後半に向けてのいろんな伏線を張っていき、謎の男の魅力を精いっぱい引き出していきたいと思っています」と意気込む。そして、意識が戻らないままでいる心の夫・匠役の中村は「匠はとても優しくて家族思いで温かい人物だと思いますので、少ない描写の中でも、そんな彼の人間性がうまく見ている方に伝わればいいなと思っています」と気持ちを高めている。

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