海自掃海艦「えたじま」進水 JMU鶴見工場

進水した新造掃海艦「えたじま」=横浜市鶴見区のジャパンマリンユナイテッド横浜事業所鶴見工場

 海上自衛隊の新造掃海艦の進水式が12日、ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所鶴見工場(横浜市鶴見区)で開かれた。「えたじま」と命名され、就役は2021年3月の予定。

 えたじまは、17年3月と18年3月にそれぞれ就役し、海自横須賀基地(横須賀市)に配備されている「あわじ」、「ひらど」と同型艦。有線誘導式の弾薬や新型のソナーにより、さまざまな深度の機雷を除去できるのが特徴。多目的クレーンも搭載し、災害派遣時には岸壁でのコンテナの積み下ろしなどができる。配備先は未定。

 式典には、河野太郎防衛相や防衛関係者ら250人が出席した。

 海自によると、えたじまは強化プラスチック製で、基準排水量は690トン、全長67メートル、最大幅11メートル。総工費は約177億円で、乗組員は約55人となる。

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