高砂熱学工業/全社員参加の働き方改革実施/オフィスカジュアルは通年実施

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高砂熱学工業が働き方改革の取り組みを加速している。内勤者を対象にジーンズなどの服装を認める「オフィスカジュアル」の通年実施を始めた。東京都立川市の東京本店多摩営業所は、移転リニューアルに合わせて、サテライトオフィスとして活用できるようにした。2020年度に全国で10カ所以上のサテライトオフィスを開設。場所を選ばない就業環境を整備する。

オフィスカジュアルは取引先への訪問などがない場合、スーツやネクタイの着用を求めない取り組み。社内報で百貨店のアドバイスを紹介するなど、オフィスカジュアルのスタイルや工夫を学ぶ取り組みも行う。今夏に実施した省エネルギーイベントで試行的に実施していた。働き方改革などをテーマにした社員アンケートで「オフィスカジュアルの通年実施」を求める声が最も多かったため、本格実施した。

同営業所のリニューアルでは、作業に応じて執務場所を選択する「アクティビティー・ベースド・ワーキング(ABW)」の考えを取り入れたフリースペースを導入。固定席と打ち合わせテーブルには天板可動式デスクを採用し、会議の時間短縮や体の負担軽減を図るとしている。デスクや家具は木目調と黒を基調に統一した。27年ぶりに現場ユニホームも刷新した。

同社が進める働き方改革では、勤務時間や場所を限定せずに自分らしく働くことの推奨や、心地よく仕事ができる服を着ることを推進する。仕事内容に応じた柔軟な働き方ができる勤務体制の検討と導入、外勤社員の通勤時間を1時間以内にする「現場社宅制度」の早期導入も目指すとしている。

より柔軟な働き方を可能とするため、テレワーク勤務に必要な環境の構築や、サテライトオフィスの整備に取り組む。パソコンとスマートフォンを必要とする社員全員に支給し、外部から社内ネットワークにアクセスできるようにする。既存本社ビル・支店のフリーアドレス化の促進も掲げている。

ポスターを各職場や現場に掲示するなど啓発活動に力を入れ、「全社員参加型の働き方改革」(同社)にしていく。スローガンには「Find New Way-みんなで、幸せな生き方を、つくろう」を掲げている。

大内厚会長兼社長