口コミで人気の日本の「美術館」ランキング!2019年度TOP20をご紹介!

歴史ある希少な陶器や絵画のある美術館、作品はもちろん展示方法にも特色のある美術館、現代アーティストの作品から現代の日本の空気を感じられる美術館…。今回ご紹介するのは、日本各地の口コミで人気の美術館ランキングTOP20!(トリップアドバイザー調べ)美術館のお庭やカフェもご紹介しますよ!

20位 岡田美術館(神奈川県箱根町)

温泉地として訪日観光客も多く訪れる神奈川県箱根町。箱根に宿泊して、周辺を観光する方は立ち寄りやすい立地ですよ。
こちらの美術館は日本・中国・韓国の歴史ある陶器や絵画を展示しています。屋外には温泉地らしく足湯の楽しめるカフェがあり、国宝「風神雷神図屏風」を模写した巨大な壁画をガラス越しに眺めながら足湯に浸かれると人気ですよ。

【アクセス】
新宿駅から小田急特急ロマンスカー箱根湯本駅へ。箱根登山鉄道に乗り換え小涌谷駅で下車。バスで「小涌園」下車後すぐ。
【入館料】
一般・大学生:2,800円、小・中・高校生:1,800円

19位 森美術館(東京都港区)

東京都心の観光名所でもある六本木ヒルズ内にある「森美術館」。こちらは現代アートを得意としていて、開かれる展覧会ごとに好評を得ています。こちらのチケットで「六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー」にも入ることができます。夜遅くまで開館している日も多い美術館なので、ホームページで開館時間を確認してあえて遅い時間に行って、夜の美術観賞をしてみてはいかがでしょうか。美術館の後に「東京シティビュー」に立ち寄れば、まばゆい夜景も鑑賞できますよ。

【アクセス】
東京メトロ六本木駅直結。六本木ヒルズ森タワー3階の総合チケットカウンターから入館。
【料金】
一般:1,800円、学生(高校・大学生):1,200円、子供(4歳~中学生):600円、シニア(65歳以上):1,500円

18位 国立新美術館(東京都港区)

「森美術館」と同じく六本木にあり、建物自体がアートといえる美術館です。さまざまな展覧会を開催していて人気がありますが、国内最大級の展示スペースを誇るのでゆったり見られるのもこちらの魅力。カフェスペースは高い天井とガラスから差し込む光が心地よく、鑑賞の余韻に浸るのにぴったりです。

【アクセス】
東京メトロ千代田線乃木坂駅直結。
【観覧料】
企画展ごとに異なる

17位 山梨県立美術館(山梨県甲府市)

東京の西側と接する山梨県は、富士山やぶどうの産地としても有名です。そんな山梨県にある「山梨県立美術館」は、ジャン=フランソワ・ミレーの「種をまく人」をはじめとして、ミレーの美術館として親しまれています。有名な画家の展覧会は東京など首都圏で開かれると大混雑ですが、こちらは常設なのでゆっくり鑑賞できますよ。
また、庭に置かれたオブジェ越しには、間近に迫る勢いの富士山がくっきりと望めます!
【アクセス】
新宿駅からJR中央本線(特急)で甲府駅へ。甲府駅からはバス、またはタクシーで約15分。
【観覧料】
コレクション展/一般:520円、大学生:220円、高校生以下、65歳以上:無料

16位 北斎館(長野県小布施町)

山梨県の北側にあり、最近では日本一美しい星空が見られると話題の長野県。こちらは浮世絵(江戸時代(1603年~1868年)に盛んに描かれた風俗画)の名手「葛飾北斎」の肉筆画が多く展示されている美術館です。浮世絵は版画であることも多いのですが、細部まで繊細で作りこまれたタッチが見られるのは肉筆画ならでは!ミュージアムショップで販売されている浮世絵柄の小物もとてもおしゃれなので、帰りがけにぜひ寄ってみてくださいね。
【アクセス】
JR長野駅から長野電鉄の特急に乗り、最寄りの小布施駅へ。美術館までは徒歩12分。
【入館料】
一般:1,000円、高校生:500円、小・中学生:300円、小学生未満:無料

15位 足立美術館(島根県安来市)

本州の西側、日本海に面している島根県で、横山大観をはじめ近現代の日本画を中心に展示している「足立美術館」。日本画とともに広大な日本庭園も楽しむことができる美術館なので、日本文化をたっぷり堪能できますよ。フランスの旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星を獲得した庭園は、見ごたえ十分!

【アクセス】
米子空港から空港連絡バスでJR米子駅でJR山陰本線に乗り換え、JR安木駅で下車後、無料シャトルバスで到着。
【入館料】
大人:2,300円、大学生:1,800円、高校生:1,000円、小・中学生:500円

14位 三菱一号館美術館(東京都千代田区)

東京駅と皇居の間という東京の中心にありながら、緑の多い中庭や、約100年前の日本の洋風建築を当時の製造方法や素材まで忠実に復元したという趣のある空間にホッとできる美術館です。アクセスも良いので買い物のあとに寄って美術鑑賞するのもおすすめ。

【アクセス】
JR東京駅(丸の内南口)徒歩5分。
【入館料】
展覧会により異なる

13位 富山市 ガラス美術館(富山県富山市)

富山県は北陸地方の日本海に面した場所にあります。富山県はガラス産業に力を入れており、ガラスで作られた現代アートが展示されています。この美術館の口コミで多いのは、ガラスアートの美しさとともに、建物自体が美しく開放的であること。特に吹き抜け部分の美しさに関するレビューが多いです。富山駅からも近く、入館料も200円とあって、富山観光をする際はぜひ寄りたい美術館ですね。

【アクセス】
富山駅から市内電車環状線に乗って、「グランドプラザ前」下車、徒歩約2分。
【観覧料】
一般・大学生:200円

12位 島根県立美術館(島根県松江市)

宍道湖(しんじこ)畔に立つ美術館で、常設展示として絵画、彫刻、工芸、写真などを展示していますが、美術館のテーマである「水」を画題とする絵画が多いのも特徴です。また、この美術館が面している宍道湖は、「日本の夕日百選」にも選ばれた夕日の美しい湖。美術館で鑑賞した後は、夕日に染まっていく湖を眺めてくださいね。また、湖岸の芝生には元気に跳ねる12匹のうさぎの彫刻があり、宍道湖側から数えて2番目のうさぎを優しくなでると縁結びのご利益があるというジンクスが!優しくなでてあげましょう。

【アクセス】
出雲縁結び空港から空港連絡バス、もしくはJR松江駅から徒歩15分。
【観覧料】
企画展・コレクション展セット/一般:1,150円、大学生:700円、小・中・高校生:300円

11位 大阪市立東洋陶磁美術館(大阪府大阪市)

日本・中国・韓国の陶磁器と静かに対面できる美術館です。収蔵品の中には2点の国宝や13点の重要文化財も含まれます。自然の採光で照らされた展示ケースや、回転式の展示台など工夫いっぱいの展示方法も面白いですよ。大阪の市街地にあるので、観光やショッピングなどの旅程の間に組み込みやすいのもうれしいポイント。

【アクセス】
JR新大阪駅から地下鉄御堂筋線に乗り淀屋橋駅で下車。
【観覧料】
常設展/一般:500円、高校・大学生:300円

10位 根津美術館(東京都港区)

表参道にあるとは思えないほど、中に入ると都会の喧騒を忘れさせてくれる美術館。日本や周辺諸国の古美術を中心に展示されています。この美術館を訪れるなら、4月から5月にかけて一般公開される国宝の尾形光琳作の「燕子花(かきつばた)図屏風」を見るのがおすすめ。燕子花が実際に咲く時期に合わせて公開されるので、根津美術館の中にある日本庭園で本物の燕子花の花を見ることができますよ。広い日本庭園の美しさも、口コミで高評価となっている大きな理由です。

【アクセス】
東京メトロ表参道駅から徒歩8分。
【入観料】
特別展/一般:1,300円、学生:1,000円、中学生以下:無料
企画展/一般:1,100円、学生:800円、中学生以下:無料

9位 ミホ ミュージアム(滋賀県甲賀市)

京都の隣・滋賀県は日本一大きな湖である琵琶湖で知られる県です。こちら「ミホ ミュージアム」はその滋賀県にあり、日本美術、エジプト、西アジア、ローマ、南アジアなど世界の美術作品を展示しています。美術館に向かう美しいアプローチロードはルーブル美術館の象徴的建造物を設計したI.M.ペイ氏によるもので、とても印象的な造りですよ。アクセスはあまりよくないのですが、山の中に突然現れるので、不思議な世界に迷い込んだような気持ちになれる美術館です。

【アクセス】
京都駅からJR琵琶湖線で石山駅まで行き、帝産バスで約50分で到着。
【入館料】
大人:1,100円、高校・大学生:800円、小・中学生:300円

8位 大原美術館(岡山県倉敷市)

日本の中国地方・岡山県倉敷市は古い街並みが残る美観地区が人気の観光地です。その土地にある「大原美術館」は、日本最初の西洋美術中心の私立美術館です。現在所蔵されている作品は、モネやゴーギャン、ルノワールなど、世界的に有名な画家の作品のほか、日本美術や東洋西洋の古代美術など、素晴らしい審美眼によって集められた美術品を楽しむことができます。

【アクセス】
山陽新幹線岡山駅から山陽線に乗り換え、倉敷駅で下車、徒歩約15分。
【入場料】
一般:1,300円、大学生:800円、小・中・高校生:500円

7位 青森県立美術館(青森県青森市)

青森県立美術館は、青森市にある三内丸山遺跡の隣に2006年7月に開館したばかりの、まだ新しい美術館です。また、青森市は日本人アーティスト「奈良美智」の故郷でもあり、こちらの美術館には数多くの作品が所蔵されています。特に巨大な「あおもり犬」は一見の価値ありですよ。

【アクセス】
JR新青森駅から、ルートバスねぶたん号に新青森駅東口バス停から乗車し「県立美術館前」下車。
【観覧料】
一般:510円、高校・大学生:300円、小・中学生:100円

6位 藤城清治美術館(栃木県那須町)

影絵で知られる芸術作家藤城清治の70年以上の制作活動を収めた美術館です。小さな美術館ですが、森に囲まれているので、まるで妖精の家のようにも感じられますよ。帰りはぜひカフェにも寄ってみましょう。作品に登場する小人の形をした椅子がとてもかわいいですよ!

【アクセス】
新幹線・宇都宮線の那須塩原駅で下車後、関東バスに乗って一軒茶屋で下車、徒歩15~20分。
【入館料】
一般:1,800円、3歳から中学生まで:1,100円、95歳以上:1,200円

5位 MOA美術館(静岡県熱海市)

静岡県熱海市は、相模湾に面している温泉地です。その相模湾に臨む小高い丘に「MOA美術館」はあります。「色絵藤花文茶壺」をはじめとする日本の陶器や書跡、彫刻などを中心に展示しています。高台にある美術館なので、海側の景色が開放的で気持ちいいですよ。カフェやレストランも充実していますが、せっかくなので所蔵品の雰囲気に合わせて「茶室 一白庵」で和菓子と抹茶を注文してみるのはいかがでしょうか。大広間に飾られた茶道具を鑑賞しながら味わうことができますよ。

【アクセス】
JR熱海駅よりバスで「MOA美術館」下車すぐ。
【観覧料】
一般:1,600円、高校・大学生:1,000円、中学生以下:無料

4位 ひろしま美術館(広島県広島市)

ゴッホの「ドービニーの庭」やモネ、ルノワール、ピカソ、レオナール・フジタの作品など、世界的な画家の作品が展示されています。広島市の中心部からも近いので、ほかの観光の予定と合わせて立ち寄れますよ。

【アクセス】
JR広島駅から「江波」行きの路面電車に乗車し、神谷町東駅で下車、徒歩5分。
【入場料】
大人:1,300円、学生:1,000円、小人:500円

3位 大塚国際美術館(徳島県鳴門市)

四国地方・徳島県鳴門市にあり、世界中の有名絵画を実物大の陶板で再現しています。レプリカですが、この美術館が人気なのはレプリカでしかできない鑑賞ができるからです。陶板に焼いていますが、表面は画家のタッチをそのままに表現しているので、絵の具の重なりや筆のかすれまで忠実に再現されています。
陶板なので絵を直接触れるのも、ここならではです。屋外には一周ぐるりとモネの「睡蓮」の絵が壁となってならんでいたり、現地の礼拝堂の壁画をそのままに表現したシスティーナ・ホールがあったりと、長い時間たっぷり楽しめますよ。

【アクセス】
徳島駅から徳島バスに乗り「大塚国際美術館前」で下車。
【入館料】
一般:3,300円、大学生:2,200円、小・中・高校生:550円

2位 田中一村記念美術館(鹿児島県奄美市)

本州の西南に位置する九州の中でも、最南端にあるのが鹿児島県。そのさらに南に奄美大島があります。田中一村は50歳でこの奄美大島に移住した画家で、染色工場で働きながら、蓄えができたら絵を描くという生活をしました。奄美大島の亜熱帯の植物や動物を多くモチーフにしているので、絵を見てから奄美大島の植物を見ると、また違った見方ができて面白いですよ。
南国の空気が漂う奄美大島へ訪れたら、ぜひこちらの美術館にも足を運んでください。

【アクセス】
奄美空港から路線バスで奄美パークへ。美術館はパーク内にあります。
【観覧料】
大人:520、高校生・大学生:370円、小学生・中学生:260円

1位 ポーラ美術館(神奈川県箱根町)

20位でご紹介した岡田美術館と同じく、温泉地・箱根にある「ポーラ美術館」が1位!モネ・ルノワール・セザンヌ・ゴッホ・ピカソといった巨匠たちの作品を楽しめるのはもちろん、ガラス張りの建物は外からの自然光と木々の緑が開放的で癒やされる空間となっています。また、こちらのレストランでは企画展に合わせてメニューが変わるコースも好評!画家が好んだ食材やゆかりの地をイメージさせるメニューなので、絵画の世界に浸りながら食事が楽しめます。食後は美術館の周りに整備された遊歩道へどうぞ。木漏れ日の中、点在する彫刻を鑑賞しながら散歩ができますよ。

【アクセス】
小田急箱根湯本駅から直通バスが出ています。
【入館料】
大人:1,800円、65歳以上:1,500円、高校・大学生:1,300円、中学生以下:無料

いかがでしたか?ご紹介したように、個性あふれる美術館が日本中にたくさんあります!予定している旅先に美術館はないか、ぜひ探してみてくださいね。きっと印象深い旅の思い出になるはずですよ!

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