今週末は三大流星群の一つ、「ふたご座流星群」がピークを迎える。
天気は太平洋側を中心に広い範囲で晴れて、流星を見られる所が多くなりそうだ。
ただ、夜は冷え込みが強まるため、寒さへの対策が必要となる。
ふたご座流星群は毎年12月に見られる流星群だが、ほかの流星群と比べて流れる星の数が多く、その数は年間最大となっている。
条件が良い時には1時間に50個以上、場合によっては100個くらい見られることもある流星群だ。
今年は明るい月が一晩中空を照らすため、観測条件はよくはないが、流星は放射状に出現するため、どの方角からも見ることはできる。
今回は月を避けるようにして広く空を眺めれば、1時間に20個くらいの流星を見るチャンスはありそうだ。
見頃は土曜日の夜10時頃から日曜日の明け方にかけてで、極大は日曜日の未明、2時から4時頃。
天気は日本海側では観測にはあいにくの空模様となりそうだが、太平洋側は広い範囲で晴れて、観測できる所が多い見通し。
ただ、気温は西日本でも5℃以下の冷え込みとなるため、万全な寒さ対策が必要だ。
(気象予報士・多胡安那)