今夜最終回「4分間のマリーゴールド」、福士蒼汰「みことと同じように悩み少し成長できたのかなと思う」

12月13日、最終回を迎えるTBS系金曜ドラマ「4分間のマリーゴールド」(金曜午後10:00)。主演の福士蒼汰をはじめ、菜々緒、横浜流星、桐谷健太の“花巻家”がそろってオールアップを迎え、3カ月間、“家族”として支え合ってきた4人はそれぞれ固いハグを交わし、共に完走した喜びを分かち合った。

ドラマはキリエ氏による同名漫画を原作に、手を重ねた人の“死の運命”が見える主人公の救急救命士・花巻みこと(福士蒼汰)が、ひそかに思いを寄せる義理の姉・沙羅(菜々緒)が1年後の28歳の誕生日にこの世を去る運命を知り、残酷な運命を変えようと立ち向かうストーリー。

最初に撮了したのは、福士、横浜、桐谷。深刻なシーンではあったが、最後の「カット」がかかった瞬間、安堵のこもった笑顔を浮かべた。「死の運命」が視える救急救命士という難役に挑んだ福士は「これまで主役として出演したドラマ作品の中でも、今回ほど悩み、葛藤した作品はありませんでした」と苦労を明かしつつも、「みことと同じように悩んできたことで、自分も少し成長できたのかなと思います。それは何より花巻家の家族の存在が一番大きかった」と支えてくれた“家族”へ感謝の気持ちを伝えた。そして「スタッフの皆さんが温かく見守ってくださったことで、安心してお芝居ができましたし、自分も恩返ししていきたいなと思える作品でした」と満足感をにじませた。

花巻家の末っ子で料理担当・藍を演じた横浜は「皆さんのおかげで毎日が楽しく、自分をさらけ出すことができました」と笑顔を見せ、「おいしいごはんが食べたい時は、いつでも僕を呼んでください(笑)」と、ちゃめっ気たっぷりに“料理男子”ならではのコメントを。父親のように兄弟を見守る長男・廉を演じた桐谷は、「すごくいい空気の中でお芝居をすることができました」と語り、「たまにふざけ過ぎて、“引き戻さないと”という時もありましたけど(笑)、それも含めていい経験になりましたし、いい思い出にもなりました。自分の人生がひとまわり好きになれるドラマでした」と達成感を語った。

最後は、ヒロイン・沙羅を演じた菜々緒。先にクランクアップした福士、横浜、桐谷も現場に残って菜々緒の撮了を見守った。最後まで愛にあふれた花巻家4兄弟の紅一点を演じた本作について、「とても温かくて居心地の良い現場でした。花巻家の兄弟に支えられて、本当に楽しい3カ月間でした」と締めくくった。同時に「4分間のマリーゴールド」もオールアップを迎え、現場には歓喜の声と拍手が響きわたっていた。

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