マーリンズが前ドジャースの救援右腕・ガルシアと契約合意

ウィンター・ミーティング期間中、目立った動きのなかったマーリンズだが、最終日となった日本時間12月13日にようやくブルペンの補強に成功した。MLBネットワークのジョエル・シャーマンによると、マーリンズはフリーエージェントの救援右腕、イミー・ガルシアと契約合意に達したようだ。現時点では契約内容の詳細は明らかになっていないが、シリウスXMのクレイグ・ミッシュはメジャー契約であることを伝えている。

今オフ、マーリンズはブルペンの補強が必要であることを明言し、補強を画策していた。ドジャースで5シーズンにわたってプレイし、通算165試合の登板経験を持つガルシアの加入は、実績がほとんどない若手投手が多数を占めるマーリンズのブルペンに貴重な経験をもたらすことになるだろう。

現在29歳のガルシアは、今季ドジャースで64試合に登板して62回1/3を投げ、1勝4敗、4ホールド、防御率3.61、66奪三振をマーク。15本ものアーチを浴びたため、防御率は3点台中盤になってしまったが、相手打者を打率.178に封じ込め、WHIP0.87の好成績を残した。今季ドジャースで50試合以上に登板した投手のなかでは、防御率3.61はクローザーのケンリー・ジャンセン(3.71)を上回り、ペドロ・バイエズ(3.10)に次ぐチーム2位の数字だった。

Statcastのデータによると、平均94.2マイルの速球は被打率.160と相手打者を圧倒。しかし、今月初めにドジャースからノンテンダーFAとなり、フリーエージェント市場で移籍先を探していた。マーリンズのマイケル・ヒル野球部門社長は「彼は素晴らしい速球を持っている。彼の能力をしっかり活用したいね」とガルシアの活躍に期待を寄せる。

ヒルは先日、「我々のブルペンは十分ではない。より良いブルペンを作るために動く必要がある」と語っており、他の補強ポイントと並行して、今後も救援投手の補強を進めていくことになりそうだ。

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