張本智和、完勝でベスト8 準々決勝は世界ランク1位と<卓球・グランドファイナル>

写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアーグランドファイナル 2019年12月12日〜12月15日>

13日、ワールドツアーの集大成、グランドファイナルが2日目を迎えた。東京五輪シングルス枠を手中に収めている張本智和(木下グループ)がパトリック・フランチスカ(ドイツ)をゲームカウント4-0で下し、準々決勝進出を決めた。

勝利した張本は準々決勝で世界ランク1位の許昕(シュシン・中国)と対戦する。

張本の雄叫びがグランドファイナルに響き渡る

フランチスカとの直近の対戦は11月のチームワールドカップで、そのときは3-1で張本が勝利している。

第1ゲーム、序盤にリードを許した張本だったが、1点ごとに声を出して自らを鼓舞。デュースでゲームをものにする。フランチスカが良い体勢で放つバックドライブには威力があったが、第2ゲーム以降も張本がサーブをフォア前に集め、フランチスカ得意のバックハンドの展開を封じる。

フランチスカもフォア前のサーブを回り込んでチキータから打開しようとするが、張本がバック対バックに持ち込みすぐにフランチスカのフォアに展開する。両サイドを広く使われたフランチスカは、両ハンドに細かなミスが目立ち、自分への苛立ちを露にする場面も。

第1ゲームこそ接戦となったが、そこからは相手の得意な技術を封じる戦術を徹底した張本が完勝。ベスト8に駒を進めた。

詳細スコア

写真:フランチスカ/撮影:ラリーズ編集部

〇張本智和 4-0 パトリック・フランチスカ(ドイツ)
14-12/11-4/11-6/11-4

文:ラリーズ編集部

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