昼でも楽しめるイルミネーション 西海・七釜 きょうから「光の鍾乳洞」

1万5千球のLEDで彩られた洞内=西海市、七釜鍾乳洞

 昼間に楽しむイルミネーション-。長崎県西海市西海町にある国の天然記念物、七釜鍾乳洞を発光ダイオード(LED)の明かりで彩る「光の鍾乳洞」が14日から始まる。来年3月15日まで。
 洞内の気温は、年中約14度に保たれており、夏は涼を求める観光客でにぎわう。冬場は野外よりも気温が高くなることから、誘客につなげようと、管理する市観光協会が初めて企画した。
 鍾乳洞は全長1600メートル以上。このうち250メートルの一般公開区間の終点と、洞外を結ぶ約70メートルの連絡通路に1万5千球のLEDを設置し「光のトンネル」として彩る。記念撮影用のフレームや自撮り台も備えている。
 期間中、懐中電灯のレンタルも実施。照明が届かない「踊(おどり)の間」や「安堵(あんど)の瀬」の上部を観察できる。担当者は「入り口で販売しているオーナメントを飾るスペースもあるので、思いを書き込んでほしい」と話している。

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