3月28日 長崎-浦上 高架化 踏切4カ所廃止 渋滞緩和へ 高架ホームも同時供用

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高架化した長崎駅の外観イメージ(県提供)

 長崎県が長崎市中心部で進めているJR長崎線連続立体交差事業で、長崎県とJR九州は13日、松山町-尾上町(約2.5キロ)が来年3月28日に高架線路に切り替わると発表した。これに合わせて、高架ホームでの建て替えが進む長崎駅と浦上駅も同日、供用が開始される。同区間の踏切全4カ所は廃止され、交通渋滞の緩和が期待されている。
 新長崎駅は在来線ホームと、2022年度に暫定開業する九州新幹線長崎ルートのホームなどからなり、このうち在来線部分が先行して供用される。高架部分にホーム、地上部分に改札や窓口などを配置。駅周辺では長崎ルートの整備や区画整理などの工事が続いており、利用者は当面、浦上川側に新設する西口か、現在のかもめ広場と新駅とを接続させる歩行者通路(約350メートル)を利用する形になる。在来線の新浦上駅にも西口を新設する。
 廃止される踏切は幸町、宝町、梁川橋、竹岩橋の4カ所。このうち浦上駅に近い梁川橋踏切では1日当たりの遮断時間が計約4時間に上り、交通渋滞の原因となっている。県都市政策課は「踏切をなくすことで渋滞や事故の危険性が解消され、東西の市街地が一体化することが期待される」としている。
 長崎県が2009年度から取り組む同事業は総事業費459億円。高架化後は21年度までに現在の地上の線路を撤去し、高架線路周辺の道路を整備するという。JR九州によると、現在の駅舎や線路は来年3月27日まで利用。27日は変則的なダイヤになる可能性があるという。