筒香がレイズへ! 総額1200万ドルの2年契約との報道

日本時間12月14日、日本プロ野球の横浜DeNAベイスターズからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指していた筒香嘉智が、レイズと2年1200万ドルで契約合意に達したとの情報が飛び込んできた。タンパベイ・タイムズのマーク・トプキンが日本時間12月14日午前1時45分にTwitterで第一報を伝えた。今回の契約により、横浜DeNAには240万ドルほどの譲渡金が支払われる見込みとなっている。

トプキンは「速報:レイズは日本人の左打ちの強打者で、外野手兼内野手兼指名打者の筒香嘉智との契約を完了させようとしている。1200万ドル前後の2年契約で、これに加えて240万ドルほどの譲渡金が発生する」とツイートし、筒香のレイズ移籍を真っ先に伝えた。その後、ジョン・ヘイマンやケン・ローゼンタールといった大物記者もレイズと筒香の契約合意を伝えている。

MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、筒香のもとにはより高額なオファーも届いていたが、レイズが自身に最もフィットする球団であると判断したようだ。フェインサンドも「彼には多くの出場機会が与えられるだろう」と伝えている。

レイズの左翼には今季33本塁打を放った24歳のオースティン・メドウズがおり、右翼にはパドレスから同じく今季33本塁打のハンター・レンフローを獲得しているため、筒香は一塁ないし指名打者での出場がメインになると見られる。各球団のロースター情報を扱う「Roster Resource」のデプスチャートでは、対右腕用の布陣として一塁に崔志萬(チェ・ジマン)、三塁にヤンディ・ディアス、対左腕用の布陣として一塁にディアス、三塁にダニエル・ロバートソンが入り、筒香はレギュラーの指名打者として六番を打つことが予想されている。

一塁のレギュラー格の崔は、筒香と同じ左打者で、今季は127試合に出場して19本塁打、OPS.822をマーク。この数字を超えることがレギュラー獲得の目安となりそうだ。

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