今年最後の年金支給日 詐欺防止へATM警戒 神奈川県警

ATM利用者に特殊詐欺への注意を呼びかける警察官=横浜市西区

 深刻な特殊詐欺被害を防ごうと、神奈川県警は13日、今年最後の年金支給日に合わせ、防犯関係団体などと連携して県内全域で、金融機関や現金自動預払機(ATM)などの警戒活動を行った。

 横浜市西区の横浜駅構内のATMでは、戸部署員が現金を引き出しに訪れた高齢者に特殊詐欺の手口などを伝え、留守番電話の常時設定や、電話でキャッシュカードの話が出たら特殊詐欺を疑うよう注意を促した。

 県警は、同駅構内などで特殊詐欺対策に有効な迷惑電話防止機器をPRするキャンペーンも実施。警告音声を発したり、自動録音機能を備えたりしており、駅利用者らに活用を呼び掛けた。

 会場には、防犯大使として4人組女性アイドルグループ「サンダルテレフォン」が登場。メンバーは「留守番電話を設定して特殊詐欺から身を守りましょう。日ごろから家族で連絡を取り合い、特殊詐欺について話し合うことも被害防止に役立つ」などと訴えた。

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