2010年代の本塁打確信“豪快バット投げ”をMLB公式特集 ファン「1日中観ていられる」

フィリーズなどでプレーしたホセ・バティスタ【写真:Getty Images】

ホームランを放った直後に見せるバットフリップ動画をMLB公式が公開

 2010年代も残りわずか。MLB公式サイトは2010年代を振り返る数々の企画を行ってきたが今回は打者がホームランを放った直後に見せるバットフリップを特集している。

 MLB公式インスタグラムは「ここ10年間で最も素晴らしいバットフリップ」とコメントを添え、豪快なバット投げを見せた打者を動画で紹介している。

 まず最初に登場するのはタイガースのニコラス・カステヤノス内野手。打った瞬間にスタンドインを確信し、豪快にバットを放り投げたが、空中に浮いたバットを球審のマニー・ゴンザレスが右手1本で見事にキャッチする合わせ技だった。

 その他にもヤクルトのバレンティンがオランダ代表として参加した昨年の第4回WBCプエルトリコ戦での一発。打った瞬間に両手で自身の胸を叩き、歓喜の雄たけびを挙げる姿は当時、何度もTVで流れる程だった。

 この動画で2度登場するのはブルージェイズ時代のホセ・バティスタ外野手。2015年のア・リーグ地区シリーズ第5戦で決勝3ランを放ったが豪快なバット投げが“挑発行為”とみなされたようで、翌2016年には遺恨を残す両軍が大乱闘を起こしている。二塁への激しいスライディングでレンジャーズ・オドルの怒りを買ったバティスタが、同選手から顔面への右ストレートを食らった場面は、あまりにも有名だ。

 見ごたえ十分の豪快なバット投げにファンも大興奮したようだ。

「ホセ・バティスタの圧勝」

「これ1日中観ていられるよ……グレート」

「デビッド・オルティスのが、たぶん僕の中ではこの中ではお気に入りかな」

「(カステヤノスのバットフリップ時の)審判の手の動きの素早さには、もっと感心させられたよ」

「過去10年で見た中でも間違いなく1番の動画だね」

「プレーオフでのバティスタのは、非現実的だった」

「バティスタのバットフリップが1番だね」

 ホームランを確信し、クールにバットを放り投げるバティスタが圧倒的支持を受けている。メジャーでは“挑発行為”と捉えられることもあるが、2020年代のスタートとなる来季は一体どんなバットフリップが生まれるのか注目だ。(Full-Count編集部)

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