NHK福岡ドラマ「となりのマサラ」のロケ取材会! 佐藤寛太、大原梓、野間口徹が取材に応じた

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NHK福岡放送局は12月7日に、2019年度NHK福岡ドラマ「となりのマサラ」のロケ取材会を開催した。場所は福岡市南区役所の1室。出演者の佐藤寛太、大原梓、野間口徹が登場し、取材陣からの質問に応じた。

──まずはロケを通じた感想などをお聞かせください。

佐藤「自分、福岡出身で、えーと結構自転車で友達の家へ行っていた範囲というか、(そこで撮影を行っていたことが)とても不思議な感じでした」

大原「演技の経験が少なかったので、台本を読んで悩むところもあったんですけど、佐藤さん、野間口さん、監督、スタッフの方々が支えていただいて、ありがたいです」

野間口「演技経験の話が出ましたが、ほかの方々も同じくで、しかもネパール人で、そういうことも含めて、自分が小劇場を一から始めたような、一から全て手作りのように感じて、監督も四苦八苦してましたし、われわれも四苦八苦しましたが、すごく手作り感、あったかい感じにできていると思うので、そこをご覧いただければなと思います」

──3人とも同じ場所に宿泊されたのですか?

佐藤「はい、(2人を見ながら)そうだと思います」

──では2週間ほどの撮影期間中、話をする機会も多かったですか?

佐藤「ごはんなどは多かったですけど」

大原「基本的に現場とかでいっぱいお話しさせていただきましたね」

佐藤「そうですね」

──エピソードなどはありますか?

佐藤「中打ち(撮影期間の途中での打ち上げ会)なんかやりましたよね」

大原「やりました」

野間口「あっ、それ知らない」

(会場、爆笑)

佐藤「言いながら『あっミスッた』と思いました。(野間口に報告するように)中打ちというものをやらせていただいて」

野間口「あぁ、そうなんですね」

佐藤「今日も本打ち上げというのがあって」

野間口「あぁ、そうですね。はい。(報道陣へ説明するように)お二人はずっと福岡にいらっしゃって、僕はちょこちょこ、他の仕事で東京に戻っていたりしましたから。(佐藤へコメントを促すように)あっ、どうぞ」

佐藤「(クランク)インしてからすぐに打ち上げみたいなものがあって、スタッフさんらとも仲良くなって、いい雰囲気を作れたんじゃないかと思います。あと、スタッフさんも福岡出身の方が多くて、(こんなに)方言が飛び交っている現場ってなかなかないじゃないですか」

大原「落ち着きました」

佐藤「落ち着きますよね。すごく新鮮というか、親しみやすかったというのはありますね。3人とも福岡出身ですし。やりやすかったなと」

大原「私もやりやすかったです」

──特にお二人は食事も“地元飯”だったのでは?

佐藤「そうですね、僕は特に地元から自転車で行ける範囲で撮影してたから『あ、ここで食べたことある』という、すごく変な感じでしたね」

──お店をお薦めしたりとかは?

佐藤「それはないです。まったく」

──大原さんは糸島市出身ですよね?

大原「はい。ですので、よく知っているという場所ばかりではなかったですけど、昨日は糸島で撮影して、地元で撮影できて、すごくうれしかったです」

──それぞれ今回の撮影で苦労された点と見どころを。

野間口「(佐藤へ確認するように)僕から? 全部いっちゃうよ(笑)。素人の方が大勢いる中、1カットを長回しするシーンがあって、そこ、ほぼリハーサルもせず、一気になだれ込み、4回やってOKが出たんですけど、まあ奇跡的にOKが出たと思っているんですけど。そういう部分が苦労したとこですね。スタッフさんもドラマを撮ることにそんなに慣れていないし、撮られる側も慣れていないし(笑)。そこで、どう円滑に進めるか、みたいなところがすごく…」

佐藤「お互いに手を取り合ってというか」

野間口「一緒にね。(前述の)一から手作りというのは、そういうところですかね。見てほしい部分は、日本がこれから抱えるであろう問題が随所に散りばめられているので、でもまあ、そんなに説教くさいドラマじゃないんですけど、『ああ、こういうふうになっていくのかな』と感じてもらえればいいかなと思います。(佐藤の方を向いて)大体全部言っちゃったけど(笑)」

佐藤「漏れている部分を探していたんですけど(笑)」

大原「さっき野間口さんがおっしゃられたように、日本に住む外国の方にどうしても偏見があったりするんですけど、それを考えさせられるドラマだったり、人との出会いの大切さというのも結構ストーリーの中で描かれていくので、そこをぜひ見ていただけたらなと思っています」

佐藤「日本人から見た日本が変わっていくさまと、ネパールの人たちやほかの国から来た人たちから見た日本のカタチみたいなもの、お互いの視線で描いているからこそ、さっき『説教くさくない』って野間口さんがおっしゃいましたけど、お互いが分かり合って暮らしていくというストーリーを描けていると思うので。僕も外国人の方が増えているなとか、一つのマンションに対してチャリ(自転車)の数がすごく多いなとか(笑)。でも、言われて(注意されて)道には絶対出ないようにしてたりとか、台本を読む前と後では感覚が変わりましたし、見た人にもそれが伝わればいいなと思います」

──カメラマン役で難しかったことはありますか?

佐藤「ありますね。自分もカメラを持っていて、趣味って呼べるかどうかぎりぎりのラインで好きなんですけど(笑)。アマチュアのアマチュアみたいな感じなんですけど、今回のお仕事があって、いろいろ勉強させていただきました。当たり前ですが、プロの方々がいる職業なので、いくらやっても難しいなというか、成長する気がしないというのがずっとありましたね。劇中でも写真を撮るシーンがいっぱいあるんですけど、少しでもリアリティーが出ていればいいなと、期待に胸を膨らませています」

──撮影していく中で、ネパール人の方へどんな印象を持ちましたか?

野間口「別に何もないんですけど」

佐藤「最初の記者会見(11月20日開催)で野間口さんがおっしゃった通りなんですけど、(野間口さんに向かって)引き継いでいいですか?」

野間口「うん」

佐藤「僕もそうなですけど、国別に分けちゃいがちなんですけど、日本人にもいい人と悪い人がいるように、僕らが持っている固定観念みたいなものが、人を見る時に勝手にその人の人柄を縛っているんじゃないかと。この作品をやってから強く思いましたね。今回のドラマに協力してくださったネパール人の方は非常にウエルカムで、『こんなことやるんだ、面白いね』と気さくで、いつも笑っていて、パワーをもらえる人たちだったということしか分かんないです。すごく、かわいくてチャーミングな人たちでした」

大原「まったく一緒で。日本の方と変わらない人たちでしたね。撮影中にネパールの方と一緒のシーンが何回もあったんですけど、私が緊張していたんですけど、その優しい表情に救われましたね。人思いの方たちなんだなと思いました」

──野間口さんはカレー店主の役ですが、ネパールのカレーって、どんなでした?

野間口「そうですね、各国のカレーを食べたことがないのであんまり分からないですが、僕が食べたのは日本人向けにしてくれたのか、あんまり辛くないやつだったんですけど、いろんな味が一気にふわっとくる味で、3、4種類食べたけれど、どれもおいしい。劇中でも話しますけど、ナンというのは日本で独特の進化を遂げたもの。向こうではあまり召し上がらないものらしく。ねえ」

佐藤、大原「びっくりしましたねえ」

野間口「タイ米がよく合うらしく。タモリさんいわく『カレーは全部混ぜて食うもんだ』というのが、すごく分かるカレーです(笑)」

その後、会見場から400mほどの西鉄大橋駅西口前広場へ移動して、取材陣向けの写真撮影会に。この日はドラマのクライマックスともいえるネパール人の祭りシーンを撮る予定で、現地は撮影スタッフや出演者、エキストラ、見学者らが行き交っていた。そんな中に佐藤らが現れると、顔見知りとなったネパール人出演者と思しき男性らが近づき、笑顔で握手や抱擁を交わす場面も。ドラマを通じて親睦を深めたのであろうことがうかがい知れた。

また、新たな出演者として、ゴリけんが決定。佐藤演じる主人公の、カメラマンとしても人間としても師匠である人物役で登場する。放送は2020年2月28日午後7時30分から九州・沖縄のNHK総合テレビで。